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△新庁舎情報ネットワーク構築及びICT化推進事業の進捗状況について
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◎情報統計課長

それでは続きまして、資料の3ページの2、新庁舎情報ネットワーク構築及びICT化推進事業の進捗状況について、報告させていただきます。

まず(1)新庁舎情報ネットワーク構築事業の①事業の概要については、下の概要図にもございますように、新庁舎4階のコンピューター室を中心に1階から6階までの各フロアへの有線ネットワーク機器・通信ケーブルともに二重化し、機器障害時でも止まらないネットワークの構築を行います。加えて、無線LANの整備を行い、無線アクセスポイントを新庁舎の要所に設置します。

続いて②進捗状況と今後のスケジュールですが、下の表をご覧ください。

令和2年9月1日、プロポーザルにより事業者の選定を終え、同9月16日付でNECネッツエスアイ株式会社と契約締結しました。その後、設計業務、打ち合わせ協議を6回実施しております。

今後のスケジュールは年内まで打ち合わせ協議を継続し、情報ネットワーク設計業務を終え、機器や部材の発注などを行います。

次に、来年1月から4月末にかけて情報ネットワーク工事、具体的には有線ネットワークの敷設や無線アクセスポイントの設置工事、接続テストを行い5月の新庁舎の供用開始に合わせ、新庁舎のICT化推進の基盤となる情報ネットワークの本稼働を円滑に行います。

続いて、4ページをご覧ください。

③新庁舎議会フロアの無線LAN環境についてですが、導入を検討しておりますペーパーレス会議システムで使用するタブレットを議場等でWi-Fiに接続して使用するため、新庁舎6階の議場、協議会室、議員控室などに無線アクセスポイントを設置し、議会専用の無線LAN環境を構築します。

また、議会専用無線LANについては、他のネットワークとは完全に分離され独立したネットワークとします。

また、導入無線LANの仕様については、現在、最新・最速の規格であるWi-Fi6に対応した機器を選定いたします。

続きまして、4ページ(2)新庁舎ICT化推進事業の①事業の概要ですが、新庁舎の供用開始に合わせ、市民の利便性向上や行政サービスの更なる向上に加え、最先端のICTを活用したスマート自治体や迅速な災害対策を実現するため、本事業において、行政のデジタル化の推進を図ります。

次の②導入システムについては、窓口申請システム、キャッシュレス決済サービス、災害情報共有システム、持運び式デジタルサイネージ、以上四つのシステムの導入を進めております。

続いて、③進捗状況と今後のスケジュールですが、下の表をご覧ください。

令和3年2月10日、プロポーザルにより事業者の選定を終え、同3月1日、株式会社NTTフィールドテクノと契約締結しました。その後、打ち合わせ協議を1回実施しております。

今後のスケジュールは、年内まで主にシステムの要件定義など打ち合わせ協議を継続し、各種システムの設計業務を終えます。

次に、令和4年1月から3月末にかけて、各種システム構築、機器発注を行い、同4月には新庁舎にシステム機器を設置した上、テストや操作研修を行います。そして5月の新庁舎の供用開始に合わせ、各種システムの本稼働を円滑に行います。

 

 

◆南野敬介 

 二つ教えていただきたいのですが、3ページのところで新庁舎情報ネットワークの構築がプロポーザルでNECネッツエスアイ株式会社と契約を結んだということ、無線LAN環境については株式会社NTTフィールドテクノということで先ほど説明いただいのですが、これは業者が違って不具合や連携など、単純に言って同一業者でするのが一番安くつくと私は単純に思ったりしたのですが、その辺の整合性といいますか、税金を使う取組みでありますので、どのように考えているのかだけ、まず教えてもらえますか。

 

◎情報統計課長

有線LANのネットワークと無線LANの構築につきましては、どちらもNECネッツエスアイ株式会社と契約を締結しておりまして、株式会社NTTフィールドテクノにつきましては先ほど申し上げたました窓口申請システムや災害情報共有システム、キャッシュレス決済サービス、持運び式デジタルサイネージの四つのシステムのみが株式会社NTTフィールドテクノと契約しているという状況になります。

 

◆南野敬介 

 そうしたら基になる根本的なことはNECネッツエスアイ株式会社で契約をして、具体的に株式会社NTTフィールドテクノと契約するのは。でもさっき株式会社NTTフィールドテクノと言ったよね。そうしたら、それはまた違うのですね。システムとか、何を株式会社NTTフィールドテクノにやってもらうということになるのか、もう少し詳しく教えてもらえますか。

 

◎情報統計課長

説明がややこしくて申し訳ございません。

NECネッツエスアイ株式会社と株式会社NTTフィールドテクノはまったく関連がなく、NECネッツエスアイ株式会社につきましてはどちらかというとネットワークのインフラ整備を中心に行いまして、主に新庁舎の有線ネットワークのことや無線アクセスポイントの設置につきましてはNECネッツエスアイ株式会社が施行いたします。そのインフラ整備をNECネッツエスアイ株式会社が実施したあとソフト面で株式会社NTTフィールドテクノのほうが四つのシステムを導入してという形になりますので、そこについてインフラはNECネッツエスアイ株式会社でソフトは株式会社NTTフィールドテクノという形で分かれております。

 

 

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△新庁舎ペーパーレス会議システムの導入に向けた検討状況について
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◎情報統計課長

それでは続きまして、5ページの3、新庁舎ペーパーレス会議システムの導入に向けた検討状況について、報告させていただきます。

まず、(1)導入スケジュールの検討については、下の導入スケジュールの予定の表にもございますように、今年の9月までにシステムの導入に向けた検討を行い、11月までに仕様書の作成を行います。また、来年5月までにペーパーレス会議システムの事業者の選定を終え、その後、同6月から8月にかけてタブレット機器の調達、システム構築、操作研修を行います。また、令和4年第3回定例会を目途に試行、つまり紙とペーパーレス会議システムの併用を開始し、その後の第4回定例会、令和5年第1回定例会など複数の会議でシステムの試行を重ね、令和5年度よりペーパーレス会議システムの本格稼働、つまり、紙を廃止し、議会資料のペーパーレス化を目指します。

このペーパーレス会議システムを庁議などの職員会議でも活用し、行政事務のペーパーレス化と業務の効率化を推進します。

次に、(2)システムの仕様の検討ですが、システムの導入に向けた主な仕様について、現在本市で検討している内容を順に説明させていただきます。

まず、①システムの構築環境については、(ア)の新庁舎外のインターネット環境にシステムを構築するクラウド、もしくは(イ)の新庁舎内にサーバーを設置するオンプレミスの二つの選択肢の中から、(ア)のクラウドで検討しております。主な検討理由は、クラウドはシステムを短期間で構築でき、初期コストを安価に抑えられるほか、システムの定期バージョンアップにより常に最新の機能を利用でき陳腐化しないことと、新庁舎外でのシステムの利用を想定した場合クラウドが最適であると考えております。

次に、②タブレットの種類については、(ア)iPad、もしくは(イ)のその他の各社機器の二つの選択肢の中から、(ア)のiPadで検討しております。主な選択理由は、iPadは本市のギガスクールをはじめ議会での導入実績も多数あり、画面が非常に鮮明で見やすくiPadと各社のペーパーレス会議システムの親和性が非常に高いことから、iPadが最適であると考えております。

続いて、6ページをご覧ください。

③タブレットの通信方式については、(ア)Wi-Fiのみ、もしくは(イ)のLTEとWi-Fiの併用の二つの選択肢の中から、(ア)Wi-Fiのみで検討しております。主な選択理由は、新庁舎で整備するWi-Fi環境でシステムを利用することがほとんどであるため、LTE通信コストが生じないWi-Fiのみで検討しております。しかし、新庁舎内での利用にとどまらず自宅など新庁舎外にタブレットを持ち出しペーパーレス会議システムの利用に加え、例えば行政から現在は紙で配布している各種計画書や資料などもペーパーレス化を図り、タブレットでいつでもどこでも閲覧できる用途での利用など、実際の活用範囲について費用対効果も踏まえLTEとWi-Fiの併用の必要性も検討が必要であると考えております。

④システムの選定について、下の表をご覧ください。

こちらの表には、議会でペーパーレス会議システムの導入実績がある各社のシステムとその導入自治体を記載しております。この導入実績のある五つのシステムの中から、本市に最適なシステムを選定したいと考えております。

 

 

◆南野敬介 

 システムの仕様の検討ということで、①から③まで提示されて(ア)で提案されているのですが、これはいつまでに決めないといけないとか決まっているのですか。

 

◎情報統計課長

5ページの3の導入スケジュール予定欄のところにありますように、今年の9月までにシステム導入の検討ということで11月までには仕様の作成となりますので、期限につきましては11月の仕様書を作成するまでが最終のリミットという感じになります。

 

◆南野敬介 

 庁舎建替問題対策特別委員会がおそらく今日で最後になると思いますが、この件については引き続き代表者会議や議会運営委員会になるのか議員総会になるのか分からないのですが、議会側の意見も聞いていただきたいと思うのです。特に、機種はiPadがいいのかAndroidがいいのかは普段使っているスマートフォンによって使い勝手の良さ悪さは人それぞれで何がいいのかは全然違うと思うのですが、例えば6ページの通信方式で言うと、先ほど検討は必要だと言っていましたが、庁舎内だけで使うという想定なら確かにWi-Fiでいいのでしょうが、今後のことを考えるとやはりせっかく整備するなら自宅から資料が見ることができる、送ることができるということも、将来的なことを考えてやらないといけないと思いますので、できましたら③の部分についてはいろいろ議会とも相談して決めていただけたらと思いますが、その辺はいかがでしょうか。

 

◎総務市民部長

これにつきましては、理事者側の今現在の考えをお示しさせていただいたと捉えていただきまして、今後、議会側とも協議をした上で、最終どういった形の通信方式でするかというのは決定していきたいと考えております。

 

◆南野敬介 

 これはどういった場になりますか。庁舎建替問題対策特別委員会がなくなるので。

 

○中山敏数委員長 

後ほどその提案をする予定です。

 

◆南野敬介 

 では、そのときで結構です。