※少し長くなりますがご覧ください。

昨日(3/29)令和4年第1回定例会最終日終了しました。

予算特別委員会報告などが行われ、「市長・副市長などの報酬」についての条例改正も提案されました。

この件については、総務・産業常任委員会に付託され審議されました。

内容は
①市長・副市長・教育長・病院事業管理者(以下「市長等」と書きます)の期末手当の改定
②市長等の月額報酬の改定
③市長の退職金について

でした。
①については、人事院勧告に基づくものです。
②については、市長が公約で掲げた20%カットを市長等にあてるもの
③については、今期の4年間の退職金をカットするものです。

私は、①については人事院勧告に基づくもので基準となることから賛成です。
③については、私自身は退職金をカットすることは金額は別として反対です。市長といえども4年の任期。続けようと思えば選挙もしないといけません。お金のかからない選挙はもちろんそうなのですがある程度政治活動を行うにあたって資金も必要です。
退職金や報酬をカットすると、どうしても後援会などに寄付や政党へ企業の献金が必要といことになると思います。

となると忖度も行われる事態もあるかもしれません。

また資金の豊富な方しか立候補できない状態になることも考えられます。よって私は退職金の廃止には反対なのですが、今回は、市長おひとりの影響ということで黙認しました。

さて②については、私は反対の立場で質問などおこないました。

貝塚市ではこれまで市長や議員など個々が報酬の金額など言いだしたことや、その事を通じてパフォーマンスに走ることもおこりました。

可決されないことを前提に大幅な報酬削減案を提案したり、広報したりと・・・

そんなことを避けようと「報酬審議会」で報酬などを決めていただきそれを順守することが大切だと思っています。

そこで質問を行ったのですが、今回の②の理由は「政治的な理由」ということでした。すなわち公約に掲げたからだというものです。

私のは質問の中で、コロナ禍で病院を切り盛りしてきた病院事業管理者や、長い休校、学校閉鎖、学級閉鎖などで陣頭指揮を執ってきた教育長などの報酬を削減することはもってのほかであり、むしろ報酬をアップすべきであり、報酬審議会へ諮るべきと訴えました。

今回、1つの条例で、①②③それぞれ書かれているので、②の部分だけ削除した「条例改定案」の「修正案」を私・田畑庄司議員、北尾修議員の3名で提案させていただきました。

質疑などは色々あったのですが、総務・産業常任委員会では修正案が賛成多数で可決されました。

再開された本会議でも同様の議論が行われ、「条例改正案」の「修正案」を提案し、賛成多数で可決されました。(新政クラブ・自由市民・公明党・無会派(明石・出原各議員)

すべての議事が終了後、議長から、この議場を使っての議会は最後ですので記念写真とりませんか?強制ではありませんので希望の方で撮影しましょうとお誘いをいただきました。(撮影時息を止めてマスク外しております)

私も議員生活15年です。思い出もたくさんある議場です。少し寂し気もちにですが、前を向いて頑張ります☺