議長から発言のお許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し述べたいというふうに思っております。
昨年の臨時会で議員各位のご推挙によりまして、私、第81代議長を務めさせていただきました。阪口 勇副議長と共に、栄えあるこの市制施行80周年という記念すべき年に正副議長を務めさせていただいたことは、誠に光栄であったというふうに思っております。いろんな経験もさせていただきました。二度と訪れないこの80年という歴史的な1年間を市政と、また議会と運営に携われたことに感謝申し上げたいというふうに思っております。
昨年の就任のあいさつのときに、市政運営について全力で取り組んでいきたい、また改選時でありましたので、新たに6名の新人の議員をお迎えしての議会運営となりました。そういった中で、私が心がけましたのが、やはり議会の運営をスムーズに進めることを第一に考えました。それで、各会派の皆さんにもご協力いただきながら議会運営をしていきました。
時には意見の違いでばらばらになることもありました。理事者の意に沿わないこともありました。しかしそこは、私は議長として調整役に徹したというふうに自負しております。調整は決して「なれ合い」というマイナスのイメージを持った言葉で行うものではなく、議会をスムーズに進めるため、貝塚市行政を進めるために調整役に徹したつもりでございます。
いろいろこの1年間を振り返ってみますとありました。議員報酬を議員自らが上げるというふうな書き込みがあったり、我々も抗議しました。言論の自由という名の下で、この問題は解決していないわけなんですが、言論の自由は確かに守らなければなりません。しかし、やっていい言論の自由はないと思います。例えば、熊本地震が起きたときに動物園のライオンが逃げたというSNSでの書き込みがありました。21歳の若者でありましたが、逮捕されました。不安を与えたというふうな理由です。
私自身、皆さんご承知のとおり、いわゆる被差別部落という出身であります。昨今、「〇〇〇〇〇〇」というふうなユーチューブのサイトで我がまちがさらされたり、「△△△△△」というユーチューブの番組で我がまちがさらされている、被差別部落だということで紹介されている。こんなことが許されていいんでしょうか。私は言論の自由は守らなければならないけども、やってはいけないことがあるというふうに思っています。 例えば、在日外国人の皆さんに対するヘイトスピーチの問題、障害をお持ちの皆さんに対する差別的な書き込み、これは断じて許せることではないというふうに思っております。
そういった意味で議員各位におかれましても、それぞれの立場を十分認識いただいて、これからも議会運営にご協力いただきたいというふうに思っています。
最後に、理事者各位におかれましては、ときには、私自身いろんな指摘もさせていただきました。貝塚市を発展させるためのご指摘だということでご容赦いただきたいというふうに思います。ご協力に感謝します。
また、我々2人を支えていただきました議会事務局の皆さん、縁の下の力持ちとなっていただきまして、わがままな私たちをしっかりと支えていただいたことに感謝いたします。
いずれにしましても、新たに選ばれました食野雅由議長を支える立場で、私自身もこの1年間議員として精いっぱい取り組んでいきたいというふうに思いますので、議員各位のこれからも変わらぬご指導、ご鞭撻をお願い申し上げまして、一言の御礼のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。