※長文となります。お時間のある時にでもお読みください。
本日第3回定例会最終日が開催されました。
今議会では、議会議案として「意見書」が3つ上程されました。
①慢性閉塞性肺疾患(COPD)の潜在的な患者に対する適切な対応を求める意見書
②府立高等学校の再編整備の見直しと貝塚南高等学校及び、貝塚高等学校存続に関する意見書
③性暴力救援センター・大阪SACHICO(さちこ)の存続と体制強化を求める意見書
です。
私は①②を議会運営委員長として提案。③については、賛成議員を代表して提案者となりました。
①②とも全会派賛成で可決されました。
③については、
賛成10名(川岸・阪口勇・堺谷・前園・谷口・田畑・出原・阪口芳弘・南野)、
反対6名(八野・長谷川・蓮池・中川・樽谷・中西)となり、賛成多数で可決されました。
特定非営利活動法人 性暴力救援センター・大阪SACHICO(さちこ)は、病院拠点型のワンストップ支援センターとして、阪南中央病院で24時間体制のもと性暴力被害者の支援を行ってきました。
大阪府下の性暴力被害者支援において中心的な役割を果たしてきました。
必要不可欠な機関でありながら国や大阪府からの補助金は運営費のごく一部でしかなく、維持費の多くを阪南中央病院が負担し、さらに不足分を寄附金等で補ってきました。
医師・看護師は通常の病院の診察・看護の業務を行いつつSACHICOでの診察に当たってきましたが、これらは善意の超過勤務で支えられていた状態でありました。
医療現場での働き方改革もあり、一民間医療機関がすべてを負担することは困難な事態となってきています。
このままでは、SACHICOは令和7年3月末を目処に阪南中央病院から撤退せざるを得ない状況にあり、ワンストップ支援センターが大阪府に存在しない事態になります。
そこで意見書としては、
1活動拠点を大阪府の責任において速やかに確保し、運営にかかる費用を保障すること
2公的医療機関を拠点とするワンストップ支援センターを設置することを求めたものです。
この意見書案になぜ反対したのか?私には全く理解できませんでした。性暴力センターが不要と思っているのか?
中川議員が反対討論を行いましたが、途中まで「賛成討論」しているのか?というくらいその必要性を訴えていました。と言う事はセンターが不要ではないんやとは思いましたが、反対の理由として、一つのワンストップセンターだけでなく、複数のセンターが必要と提案されていました(※議事論ではありませんで、正確な表現ではありません)
それなら、例えば意見書に維新の会の言いたいことを掲載して全会派一致で意見書を提出する等「やり方」はいくつもあります。
本当に不思議な反対でした。