2024年11月19日
第4回定例会に向けた議会運営委員会が開催されました。
報告、提案議案についてはまた機会があれば書きますが、今回も「意見書」について「ひと騒動」ありました。
今回は、4つの「意見書」案が提案され、そのうちの一つが維新の会より「性暴力救援センター・大阪SACHICO(さちこ)の存続を求める意見書」が提案されました(現在外出中なので文言があっているかどうかは不明で、確認次第修正します)
これは第3回定例会(9月議会)にて私も提案者となって提出し、可決された意見書と内容はほぼ同じもの。
前回は維新の会の皆さんは「反対」しています。「財政支援という文言が入っているから賛成できない」というてたと思います。
しかし、賛成多数で「可決」され大阪府をはじめ関係機関に送られています。
9月議会で可決されたものを、次の議会で再度「意見書」を提出するなんて、考えられません。
9月議会では記名投票(どの議員が賛成したか、反対しか、議事録にも掲載ものです)で採決がなされました。
賛成10名(川岸・阪口勇・堺谷・前園・谷口・田畑・出原・阪口芳弘・南野)、
反対6名(八野・長谷川・蓮池・中川・樽谷・中西)となり、賛成多数で可決されました。(食野議長は裁決に加わりません)
私は9月議会で可決した「意見書」とほぼ同様の内容で「意見書案」が提出されたことに、議会運営委員長として異議を申し上げました。
今回維新の会から提出された意見の内容に反対するものではありません。
そのやり方に「意義」を唱えました。
例えば1年経って大阪府の取組みが異なる事になっているのであれば再度「意見書」を提出するのもありでしょう。
しかし、今回はそうではありません。
全会の議会で記名投票までして行った採決の結果を踏みにじるものであり、議会運営委員会としては受け入れることはできませんでした。
私の意見に対して、「自由市民」「公明党議員団」は賛同いただいたので、維新の会に「どうする?」と尋ねたところ、「次回まで持ち帰りたい」と希望がだされました。
しかし私は9月議会で可決された意見書があるにもかかわらず、同様の意見書を提出してきたことは間違いだと判断し、本日中に決着付ける旨を伝えて休憩中という事でもあった事から会派に戻って会派で検討するよう求めました。
検討結果は、それでも「意見書を提出したい」との事でしたので、ルールにのっとって各会派の対応を聞いていきました。
維新の会=意見書提出会派
自由市民=意見書の提出に意義があり反対
公明党議員団=意見書の提出に意義があり反対
新政クラブ=意見書の提出に意義があり反対
となりました。よってルールでは「意見書」は提出できない事になりました。
しかし、長谷川代表から「そしたら維新だけで出します」と・・・
そこで全員「・・・」となりました。
議会から提出する「意見書」は基本は全会派一致で出すものです。反対がある場合は見送られる事が多いです。他自治体では「全会派一致」のルールが残っているところも多いと思います。
貝塚市議会は「1会派の反対は、賛成会派の議会運営委員が提案者となり採決する」事となっています。
長谷川代表はその事を知りませんでした。
これは先輩議員である中川議員が伝えていないという責任でもあると思います。
その事を伝え「維新の会」からは「意見書」案は取り下げとなりました。
「意見書」本来の「全会一致」という議会としての重要性、また貝塚市議会ルール(1会派反対でも採決する)すら伝えられていない事は誠に残念であります。
「慣れあい」というより、先ず「ルール」を伝えてほしいものです。