昨日(3月26日)第1回定例会最終日が開催されました。
色々ありました。少し長くなりますがお時間のある時にお読みください。
まずは、私は議会運営委員長として
貝塚市議会の個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例制定を提案
また、
①若者の政治参加を促進する抜本的改革を求める意見書
②選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書
の2つを提案させていただきました。
3件とも無事可決されました。
そして最終日に追加された議案で「厚生文教常任委員会」「総務産業常任委員会」が開催されました。
私は総務委員会に委員として出席。
先日予算委員会で可決された令和7年度予算の一部を減額補正するもの。
地域経済循環創造事業補助金が900万円の減額補正。
これについて紛糾しました。
国の補助、金融機関の融資が決まっていない事業に対して当初予算に計上していたものの、予算審議直前に予定事業者から金融機関からの融資が受けれない等の理由で事業を辞退したいとの事でした。
私たちは、国の補助は内諾を得て予算計上することはよくあることですのでいいのですが、金融機関の融資も決まっていない段階で予算計上に違和感を感じていました。
案の定、金融機関の融資が受けれないという理由で事業を取り下げとなりました。
そのことを予算委員会前の臨時の議会運営委員会(非公式)で市に問いただしたところ市長をはじめ貝塚市の答弁は「業者が取り下げたから」と終始。
市の責任はないのかと議員側は追及となりました。このままでは予算特別委員会の開催を拒否するとまでいう議員も出てきました。
最終的には、市長をはじめ三役が各会派に謝罪に出向き、予算特別委員会が開催されました。
そして最終日に、その事業に対して減額補正が提案されました。
公の議会での質疑となるのですが、全ての議員が市の対応に疑問を覚えました。
我々は、事業を辞退した業者を責めているのではありません。
何故、市は金融機関からの融資も決定していない段階で予算を計上したのか。
決定後に補正予算を組んだらよかったのではないか。
という疑問です。
厳しく質問もさせていただきました。
市長は、私から市長に対して答弁を求めた1回のみの発言。
課長や部長に対して指摘を繰り返しているにも関わらず質問者の顔も見ず、ずっとタブレットを見て時を過ごしていました。
あれじゃ職員がかわいそうです。
我々は行政の間違いを指摘するのも仕事です。矢面に立ってなぜ市長が答弁しないのか。不思議でした。
結果、減額補正には反対はしませんでしたが意見を付けて賛成しました。
私と谷口委員は「今回の地域経済循環創造事業の当初予算の計上のようなことがないよう、予算計上段階で最新の注意を払われたい」。
食野委員は「議会運営に影響が出ないように対応されたい」。
八野委員は「責任の所在を明確にした上で対応されたい」。という意見がつけられました。
正副委員長は意見を付けることはできませんが、全ての会派が何らかの意見を付けるという前代未聞の委員会となりました。
総務委員会を受けて本会議が再開され閉会しました。
市長からの閉会の挨拶の中で謝罪もあるのかな?と思ってはいたのですが一切ありません。
食野議長の閉会挨拶の中で、「今後このような事の無いように理事者において酒井市長以下理事者にお願いしたい」と市に対して求め、これも異例ですが市長に発言を求めました。
食野議長の問いに対して酒井市長は「議長の発言をしっかりうけとめました。今後しっかり予算計上にあたりましては慎重に対応してまいりたい」と答弁。
ここでも謝罪の言葉はありませんでした。
市の責任はないのか?改めて思いまして各会派の意見を聞いてみました。
維新の会ですら「市長の謝罪がないのはおかしい」と。また別の会派では「議長が助け舟を出してその機会を作ってくれたのに・・・」と残念がっていました。
いずれ議事録や動画が公開されると思います。
是非ご覧ください。