今議会では「祭礼助成金の増額に関する請願」が、「貝塚ふとん太鼓祭礼運営委員会」「麻生郷祭礼運営委員会」「南近義地車祭運営委員会」「木島西葛地車祭運営委員会」の各委員長の連名で食野議長宛に提出されました。

※請願とは、国や地方公共団体などの公共機関に対して、その所管する事務について一定の措置を行うよう(または行わないよう)要望を伝える行為のことです。請願権は、日本国憲法で基本的人権の1つとして保障されており、誰でも、1人でも請願をすることができます。
地方公共団体の議会に請願するためには、地方自治法の定めにより、文書で提出しなければなりません。また、当該地方公共団体の議会の議員の紹介を必要とします。

私も紹介議員の一人として署名させていただきました。

請願の内容は、現在の祭礼運営に対する補助金80万円(4地区合計)を400万円(4地区合計)に増額してほしいというものです。

この件に関しては、私が所属する新政クラブの阪口芳弘議員が令和7年度予算特別委員会でも質問を行っています。

阪口芳弘議員からは以下の質問がなされました。

市政運営方針の中に「祭礼文化を背景に地域の中で子どもを育てるという風土が広がり人と人との繋がりに重点を置いた子育て支援を行う」とあります。
また、第6次総合計画の中でのアンケートで「祭りがあるから住み続けたい」という回答もあります。

隣の岸和田市では全地域の祭りを対象に1825万7000円を計上しています。また観光客対策として観光協会に別途2500万補助しています。
泉佐野市では、各町1日だんじりや太鼓台を動かすと30万円を補助。試験曳を含め3日動かすと各町90万円の補助金があります。

我が貝塚市は、1団体トイレの設置費用、ごみ箱の設置費用として20万円で合計80万円となっています。

他市の状況を見たとき、補助金の増額、また、新たに交通整理に貝塚署からの要望により国家資格を有した警備員を雇わなくてはならなくなり運営費用も膨れ上がっていることから、新たに自由に使える新たな制度を構築してはどうか。

というものでした。

総合政策部長からの回答では「運営委員会と協議をし改めて検討させていただきます」というものでした。
また副市長からは「いろんな条件を加味してどれくらい補助するべきかもしっかり検討したい」とありました。

本会議最終日に「請願」が上程され、満場一致で可決されました。

この事を受けて、食野議長、川岸副議長が酒井市長へ請願を手渡し意見交換しました。

議長の話によると酒井市長は「祭礼団体への補助金など、増額できない理由を並べてばかりでした」とお怒りでした。

祭礼文化を守るためにも新政クラブも取り組みますし、是非皆さん応援よろしくお願いいたします。