昨日、第2回定例会が終了しました。
各常任委員会の報告や、人権擁護委員会委員の推薦等が審議さえれました。
また、議会提出議案として、意見書も採択されました。
今回出されたのは、「貝塚市職員任用委員会に対し、採用試験の個人面接官を市長に依頼しないことを求める意見書」でした。
解説すると、酒井市長が就任してから職員採用試験の面接の試験官に市長が就任しておりこれについて議会としてはふさわしくないと判断。意見書を提出したものです。
今回の定例会でも川岸議員の一般質問でこの事を正しています。
またこれまでも田畑議員が一般質問や決算・予算委員会等で質問がされていました。
理由は、任用委員会は、市長の権限から独立した行政機関であり、政治的中立、公平・公正が求められるものです。
市長が面接官になることは、政治的に介入されたり、介入する可能性があり、選挙において応援してくれた方を優先される可能性もあります。
議会としてはそうした不信を招くことは好ましくないという判断でした。
市長は、これまでの各議員の質問に対し、「任用委員会より面接官に指名されたので面接官となっている」と答弁してきました。
民間企業のトップが面接官となって面接を行うことはあると思います。しかし選挙で選ばれた市長が面接官となると、そんなことはしていないとは思いますが、忖度したりする恐れもあります。
そうした経過があり、議会として「任用委員会」に対して「意見書」を提出し、採択されました。
ちなみに、藤原龍男前市長、吉道勇前市長もこのような理由から面接官にはなっていません。
今回の意見書は、全議員が賛成し提出されたものです。また本来意見書は地方自治法第99条の規定で、国及び関係機関に提出する旨が伝えられますが、今回は貝塚市の「任用委員会」に対する意見書です。地方自治法にのっとった意見書ではありませんのでお伝えしておきます。
今回を受けて、任用委員会がどんな判断をするのか、どんな議論になるのか見守りたいと思います。
※写真と内容は関係ありません(笑)