《せんごくの杜ドローンフィールドについて》

◆南野敬介議員 
21ページの総務使用料のせんごくの杜ドローンフィールド使用料についてお尋ねします。

この年度の決算で約30万円の決算が出ておりますが、この使用料について実績といいますか、教えていただけますでしょうか。

◎政策推進課長
研修施設14回、飛行エリア15回で合計30万1,800円の使用料収入となっています。

◆南野敬介議員 
ということは、研修しながら使うということで、回数が合わないというのは、研修なしで借りにきたということで理解していいんでしょうか。

◎政策推進課長
そのとおりでございます。

◆南野敬介議員 
回数はそういったことであるんですが、この同一業者と呼んでいいのか、同一団体というのか企業というのかで行ったのか、複数の研修会が企画されたのかというところ、もしわかれば教えていただけますか。

◎政策推進課長
複数での利用というのはほぼございません。同じ会社が全面を借り切って使用しているという現状でございます。

◆南野敬介議員 
そういう意味ではなしに、A社がいる、B団体がいるということの複数という意味で聞いたのですが。

◎政策推進課長
ほぼ同じ会社が多いのですが、ただ、こちらDSEROというところと連携しまして利用促進をしています。

そこの紹介で、ほぼ同じ会社がしているのですが、たまには違う会社も紹介いただいたりして、約半分が同じ会社で、あとの半分はそれぞれ新規と、そのような感じでございます。

◆南野敬介議員 
たまにはなら、はっきりとそれを教えてください。

◎政策推進課長
申しわけございません。その各利用別の資料は、今持ち合わせてございません。

◆南野敬介議員 
持ち合わせていないと、ここにあるからその質問が想定されなかったのかなというのがあるのですが、持っていなかったらまた教えてくださいね。

それで、この1年間どんな利用状況、今まででも利用があって、あと残り半年ありますが、どんな予定になっているのか教えていただけますか。

◎政策推進課長
今年に入りましてかなり伸びていまして、8月末だけで飛行エリアは27回、研修施設は12回という利用状況でございます。

◆南野敬介議員 
恐らく、まだまだこの残りの半年も増えていくんであろうと予想されますが、残り半年の予定といいますか、もしわかれば教えていただけますか。

◎政策推進課長
今現在、2倍なり3倍に伸びておりまして、昨年度と比較するとそのような状態になろうかと考えてございます。

収入見込額で試算だけしているんですが、170万円ほどの使用料収入があると見込んでいます。

◆南野敬介議員 
ということは、今の段階で、下半期の申請が出ているところはまだないと、予想だけしか立っていないということで理解していいんですか。

◎政策推進課長
ドローンにつきましては、天候にかなり影響されることから、余り先までの申込みがございません。

ただ、今月でも数件の申込みはあるんですが、12月にこれしたいとか、来年度こんなことをしたいという相談は聞いてございます。

◆南野敬介議員 
あと、ドローンフィールド、クリケットなどの関係もあると思うのですが、先ほどの数字につきましては、あとの歳出でまたドローンフィールドがいろいろ出てくるので、それまでにまた調べておいてもらうことでよろしいですか。

◎政策推進課長
再度、調べさせていただきます。

《庁舎管理事業について》

◆南野敬介議員 
それでは、70ページの庁舎管理事業についてお伺いしたいのですが、この年度はまだ喫煙室が庁舎内、市民福祉センターの中にあったと思うのですが、この中でその喫煙ブースにどれぐらい費用がかかっていたかというのをまずお聞かせ願えますか。

◎総務課長
庁舎管理事業の中で、喫煙ブースに係る費用はございません。

◆南野敬介議員 
そのメンテナンスや、そのフィルターなども用いずにやっていたということで考えたらよろしいんでしょうか。

◎総務課長
以前ありました喫煙ブースにつきましては、換気扇で強制的に外に排出することをしておりまして、フィルター等はございませんので、そのあたりの費用は発生しておりません。

◆南野敬介議員 
わかりました。

ただ、今年の6月、7月ぐらいで受動喫煙の関係で、喫煙ブースが使えなくなったということであります。

貝塚市、歳入でもたばこ税で約7億6,000万円が入っているということで、決して侮れない数字だと思うのですが、ただ受動喫煙の観点で喫煙所を設けていかなければならないというのは認識しています。

ただ、今のこの庁舎で屋上、それと周辺のコスモスシアターの裏やその辺が喫煙所になっていて、会派に説明があったときに、この庁舎で唯一吸える屋上はいかがなものかという指摘はさせてもらったのです。

建物の屋上に、本当に市民の人を上げて大丈夫なのかということで指摘させていただいたのですが、今現在も屋上が喫煙所になっているのですが、この辺についてはどんな対応をしたのか、お聞かせ願えますか。

◎総務課長
委員おっしゃるように、庁舎におきましては屋上が吸える場所という形です。

つきましては、その案内看板もそうですが、そこに行くまでの白線を引いたりして、喫煙場所ということが明確にわかるようにしているところです。

◆南野敬介議員 
誰もが立ち入れるというのか、それも屋上というので、僕の感覚でいうと、屋上に一般市民を上げてたばこを吸うというのは本当に危険ではないかと思うのですが、その辺の対応はどうですか。

◎総務課長
今回、国が求めておりますのが、通常、人が出入りしない場所というのを指定場所としていっているところから、庁舎における屋上や、第2別館の裏側を指定しているところです。

◆南野敬介議員 
僕も気になったので、説明があってから何回か行ったんです。

今日の朝も行ってきたのですが、今日の朝、結構風が強かったですね。

それで、扉に、風に注意、扉が風圧で閉まると非常に大きな音がするので気をつけてくださいといったものがあったんです。

僕が飛ばされそうになるぐらいだったんです。今日の朝、本当にびっくりしました。

今日の朝、結構風が強かったのですが、本当にそれが安全と言えるのかなと。

もう一つ言うと、庁舎なので誰もが使うところですよね。

例えば車椅子の方で、たばこ吸われる方がそこに行けるかといったら絶対無理です。

何でかというと段差がある。こっちから出るのも段差があって、別館から行っても段差があるとなったときに、市役所の喫煙所としてそこを指定するのが本当に正しいかどうかというのは、ちょっと疑問に思ったのですが、その辺どうですか。

◎総務課長
6月末をもって喫煙室を廃止しまして、7月1日から今の状態ですが、来年の4月1日からは、大阪府の条例に基づくことが求められていることから、その間につきましては、状況を見きわめながら適切な指定の喫煙場所を考えていきます。

◆南野敬介議員 
来年4月までということは、今、暫定的に使うということで、我々は理解していたらいいんですか。

◎総務課長
現在のところ、利用状況を勘案しながら、4月以降の大阪府の条例に基づくことについてどのようにするか、熟考しているところでございます。

◆南野敬介議員 
利用状況を勘案するといったって、安全対策でかけていたトラロープが、僕一番最初に見に行ったときは、中段に巻かれて外に出られないようになっていたのが、2週間前と1週間前と今日見ると、それが風でもう落ちたままになって、どのように利用状況など確認するのですか。

◎総務課長
安全面というところで、南野委員おっしゃられるように十分でなかったことは適切に管理したいと思っております。

◆南野敬介議員 
それでどうやって利用状況を確認するのかと聞いていて、安全面を確認できてないのに、どうやって利用状況を確認するのかと聞いている。

◎総務課長
喫煙されている方からのお声というのが必要になってくるかと思っております。

それで、今、7月から行っておりますが、特段、庁舎の屋上、第2別館の裏側の喫煙場所につきましてのお声というのは聞いていないところではございますが、ただ南野委員おっしゃられるように、安全面の部分につきましては、今どのような方策がとれるのか、現在のところ模索中ではございますが、白線やトラロープで動線を指定して、喫煙場所に行くというところを考えていますが、利用者の方のご意見を聞きながら進めていきたいと考えております。

◆南野敬介議員 
ちょっと視点を変えて、例えばここで障害福祉課長はいないので福祉部長、車椅子で段差があって、車椅子で行けないような喫煙所を市が喫煙所ですというのは、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の関係でどうですか。

◎福祉部長
代替の場所がなければやはり不適切であると考えます。

◆南野敬介議員 
そう思うんです。それを市が大っぴらに、ここは車椅子の方は利用できないところでを喫煙所といって設けるのは、僕はだめだと思うんですが、今の視点、部長のお答えも含めて、その辺、課長、答えてください。

◎総務課長
本来、国が求めている指定場所は、バリアフリー化を求めているというところで、それと整合するものかということもございますが、現状の場所として、庁舎の屋上と考えているんですが、ただ、それにつきましても先ほどご答弁申し上げましたように、車椅子の方も含めて利用者の方、喫煙される方のご意見というのも聞きながら進めていきたいと考えております。

◆南野敬介議員 
何かちょっと違う答弁にしか聞こえないですが。

◎藤原龍男市長
南野委員のご質問に守行総務課長は精いっぱい答えているんです。

結論を言いますと、役所の中で喫煙場所をどうするかという一番初めの議論のときに、従前1階にあり、その前も屋上を使っていたので、全くゼロにするというのであれば、庁舎に来た人が困るだろうと、だから1箇所、職員、議員の中にも、私も南野委員も全くたばこ吸わないから、どこでも何も困らないのですが、7億円以上たばこ税が市の税収として入っていますので、そのことを全く無視するというのはたやすいんですが、やはり何らかの対応が要るだろうということで、屋上に決めたわけです。

その辺が芳しくないというのでありましたら、閉めるのに何の費用も要りませんし、何にも問題なくて、第2別館の裏のほうにつくっていただいて、この中で喫煙される方もおられますでしょうし、市の職員もいますので、その人に向こうまで足を運んでもらうようにすることは、何らやぶさかではないと考えています。

今、守行課長は、来年4月に条例が施行されるので、それまでは暫定的にというような答弁、南野委員にも聞こえたと思いますが、私も聞こえました。一度、その辺も含めて検討したいと思います。

◆南野敬介議員 
暫定的にといったら、その後のことで絶対考えなければならないので、今日、僕が言わせてもらった段差がないとか、車椅子の方に利用できるというのは絶対頭に入れておかないと、今のままなら言われると絶対受け答えできなくなるので。

それとやはり4階は怖いです。どう考えても、怖かったので、そこだけはまたよろしくお願いします。

◎藤原龍男市長
南野委員が飛ばされそうになるほど吹くというようであれば、これは大変危ないということは認識を今しましたので、そのことも踏まえて対応したいと思います。

《情報発信推進事業について》

◆南野敬介議員 
続いて、78ページの情報発信推進事業と、成果説明書でも7ページにあったホームページのことです。

去年ぐらいからずっとホームページの改修をしますということでお知らせいただきました。

ここで、改修後と改修前の何か反応の差といいますか、さらにアクセスの状況や、そういったものが数字としてもしわかるのであれば、前と後でそれぞれ教えていただけますでしょうか。

◎情報統計課長
本市のホームページにつきましては、平成31年3月にリニューアルを実施しまして、この3月から8月までの半年間のアクセス数と前年の3月から8月の半年間を比較しましたところ、アクセス数については、22万4,500件増加しているというところで、増加率につきましては約11%増ということになるのですが、アクセス数は増えているんですが、実際のところリニューアルして見やすくなった、前よりもよくなったなと感じていいのか、それに対する議会の皆様のご意見などもお伺いしたいと思っております。

◆南野敬介議員 
個々それぞれの感覚があると思うんです。

前に比べたらすっきりしたなという印象は持ちました。

ただ、これもある面仕方がないのですが、行政の内容が多岐にわたっているからなかなか本当に探したいのにヒットしないというのがあるのかなと思います。

ただ、ここは検索機能でなんとか、僕ももうそれしか無理だと思って検索をしているのが現実です。

以前にも指摘させてもらったのですが、いろんな様式をダウンロードできるようにと要望させてもらいました。

日常的に使う分はほぼできていると思うのですが、季節的に何年かに一度要る申請書など、そういった様式がなかなか見つかりにくいのかなと思います。

そういった貝塚市にかかわる様式のダウンロードについて、どこまで整理できるか、今考えられる範囲で結構ですので教えていただけますか。

◎情報統計課長
以前、市のホームページにある様式のダウンロード、全ての様式が載っていないではないかというご指摘をいただきまして、庁内で、市民が市役所に提出する申請書類に抜け漏れがないのか照会をしたところ、何件か上げていない様式があるということで追加で上げさせていただいたり、内容についても古かったりというので、更新させていただきました。

現在でもまだそのような季節に応じたもので様式がそろっていないということであれば、引き続きまた庁内に通知をして、さらに追加・更新をさせていただきたいと思っております。

《放置自転車対策事業について》

◆南野敬介議員 
これはやればやるほど便利になると思いますので、よろしくお願いします。

続いて、82ページの放置自転車対策事業、成果説明書の8ページですが、成果説明書で年50回の実施ということで、大体週1回のペースで放置自転車の対応をしていると理解してよろしいでしょうか。

◎道路公園課長
放置自転車の回収につきましては、毎週水曜日に回収に回らせていただいております。

◆南野敬介議員 
1隊で行くのか、何隊か分かれていくのか。

回収は市内の全域を回ると思うので、その方法といいますか、その辺少し教えてもらえますか。

◎道路公園課長
回収につきましては、貝塚市シルバー人材センターに委託しているのですが、一応分かれて回収していると聞いております。

◆南野敬介議員 
その分かれてというのは、何隊とか、そこまではわからないですか。

◎道路公園課長
そこまでは把握しておりません。申しわけありません。

◆南野敬介議員 
また、機会があったら聞いておいてください。

水曜日に回っているということで、その辺、回収に回るのが決められたエリアだけのような気がするのですが、例えば水曜日に回収してすぐ出されると、また1週間そのままという場合が出てくるらしいんです。

そこで、例えば住民から、その回収できるエリアなら例えば通報があれば回収するということができないものなのかと。

逆に言うと、水曜日回収、火曜日に出ていたらすぐ行けるが、木曜日に出ていたら1週間そのままということもあり得るので、その辺どうですか。

◎道路公園課長
市民の方から直接ご連絡いただくことも多々あります。

その場合は、市のほうで警告シールを自転車に張らせていただきます。

その後で、次の水曜日にまた回収に伺うので、それまで置いておいてくださいということで説明しているのが現状です。

◆南野敬介議員 
逆に、市民の皆さんに邪魔にならないところに置いておいてということで、その次の週に必ず行きますからということで協力をお願いしているということでよろしいですか。

◎道路公園課長
南野委員おっしゃるとおりでございます。

◆南野敬介議員 
本来でしたら、その隊が幾つもあるのならそうやって分散するのも、例えば曜日を分けて行くとかそんな方法も今後考えられると思うのですが、その辺、今すぐ答えられないかもわからないですが、対応を検討していただけないでしょうか。

◎道路公園課長
その件に関しましては、一度また、現在の実情を勘案しまして検討していきたいと思います。

《町会活動支援事業について》

◆南野敬介議員
 続いて、91ページの先ほどから出ていました町会活動支援事業のごみ袋配布事業です。

私もよくお聞きするのは、各自治会の皆さん大変喜んでいると、続けていただきたいということで、それを前提に少しお話ししたいと思っているのですが、各町会の役員も結構高齢化していて、ごみ袋を各家庭や、隣組に配布する労力がかなり重労働だとお聞きします。

確かに10個、20個となったら重たいですし、その辺をこれからどう進めていくのか気になります。

去年までは貝塚市シルバー人材センターが各指定場所に持ってきてくれて、それを町会が配るということだったたんですが、今年から各町会で買ってそれで清算するということになりました。

そういった意味で、そんな方法がとれるのであれば、引きかえ券のようなものをつくって、それを加入の会員に配って、会員がお店で引きかえるということをしたら、やはり1枚1枚軽いものでも束になるとかなり重たいので、その町会の労力というか、苦労が大分減少すると思うのですが、その辺考えられないですか。

◎都市政策部長
今年度初めて今までこちらから配っていた分を町会の要請を受けて、町会で自分の指定されているところで買っていただいてという形に切りかえましたので、その結果を受けて、これについては幹事会等でそれがどうだったかということもまた集約してまいりたいと考えておりますので、今年度の結果を受けて、またどういう方法がいいのか検討してまいりたいと考えております。

◆南野敬介議員 
それはそれでいいんです。

ただ、受けた町会からすると労力は一緒で、いっぱい買っていっぱい配るだけです。

今までは持ってきてくれたのを自分らで買いに行って、それを届けてもらうか何かは別にして一緒です。

ですので、検討して、今年一度やってみてというのはよくわかりますので、そのあと、会員に配るそこの段取りを少し簡素化できるように、一度、町会連合会ともいろいろ検討していただければ、町会は喜ぶと思うのですが、その辺どうですか。

◎都市政策部長
町会連合会とは、毎月話し合っておりますので、今回の結果を受け、そういう要請もあるということも踏まえて、再度いろんな話合いをしてまいりたいと考えております。

《防犯対策事業について》

◆南野敬介議員 
同じページの防犯対策事業のところで、ここなのかどうかよくわからないですが、以前から新政クラブから公用車にドライブレコーダーをということで、青色パトロールカーや全ての公用車にということで、意見なり質問なりさせてもらいました。それを受けて、今現在の公用車のドライブレコーダーの設置率がもしわかれば教えていただきたいのですが。

◎総務課長
平成29年度から順次、公用車につきましてはドライブレコーダーを設置しているところでございます。今年度におきましてそれが完了しまして、一般会計車両の104台につきましてドライブレコーダーを設置することとしております。

《旅券発給(パスポート)事務について》

◆南野敬介議員 
そしたら、100ページの旅券発給事務について、平成30年度の途中からスタートしたように思うんですが、平成30年度での実績を数字で、わかるのであれば教えていただけますか。

◎市民課長
平成30年度の申請件数ですが、10月から3月までで1,625件で、交付件数につきましては1,318件となっております。

◆南野敬介議員 
これが始まるときに、少し心配といいますか、どんな体制でするのかということで質問させてもらったと思いますが、嘱託で対応するという答弁だったと記憶しているのですが、今現在のこの業務の体制というのは、どのような体制になっているんですか。

◎市民課長
常時、嘱託職員1名で対応しておりますが、繁忙期の2月、3月、4月につきましては、アルバイト職員と2人で対応しております。

◆南野敬介議員 
今、常時1名ということですが、嘱託職員も休暇をとられるときもありますし、繁忙期のアルバイトと2名体制ならいいんでしょうが、そういったときの対応はどうしているんですか。

◎市民課長
窓口職員の全てが旅券事務の研修を受けておりまして、そこをカバーできるようにしております。

《生活困窮者自立支援事業について》

◆南野敬介議員 
110ページの生活困窮者自立相談支援事業のところで、少しお聞きします。
この事業の不用額について、報酬が218万3,700円で、トータルで約556万5,000円です。この不用額の理由といいますか、なぜこの不用額が出ているか教えていただけますか。

◎福祉総務課長
この不用額の内容ですが、当初、嘱託職員3名でスタートするはずでございましたが、年度当初2人しか来ない、1人が欠員という状態でスタートいたしました。

そして、12月から採用して嘱託がまいりましたので、その分は費用として使って、あと残りは不用額となっております。

そして、その間に不足する分につきましては、アルバイトを補充させていただいておりますので、その分の賃金が発生しております。

◆南野敬介議員 
ということは、相談員は、そもそも少なかったということですが、それによって相談業務に支障があったのか、その辺どう分析しているか教えていただけますか。

◎福祉総務課長
もちろん専門の相談員が一人足りない、そして、そのかわりにアルバイト対応ですが、そのときは何とか2人でしのぎ、なおかつ、ほかにも相談員がございますので、相互で助けていただいて乗り越えたという現状でございます。

◆南野敬介議員 
相談員がアルバイトということは、何か資格を持っているアルバイトだったのですか。

◎福祉総務課長
このアルバイトは資格を持っておりません。

あくまでも相談員の補助ということで入っていただいております。

◆南野敬介議員 
ある面、仕方がないと思うのですが、やはり生活困窮という制度で考えたときに、アルバイトで相談員の補助に入っている、相談を受けるというのはいろいろ難しい問題が出てきただろうと思いますが、半年であれそういった対応になったということで、やはり12月まで実際、募集はずっとしていたと思うのですが、なかなか人は見つからなかったということでしょうか。

◎福祉総務課長
南野委員おっしゃられたとおり、人材不足で見つかりにくかったという現状でございます。

◆南野敬介議員 
1階で行っている相談員なので、これまでOBの皆さんなどが研修を受けて、それで相談員になられるというパターンもあったのですが、そういったことでは対応はできなかったのでしょうか。

◎福祉総務課長
私も当時いなかったので余り詳しい内容は知りませんが、恐らく急に欠員という状態になったので、対応ができなかったと推測しております。

◆南野敬介議員 
ここはもう過ぎてしまったことなので余り言っても仕方がないので、今後、この事業を進める生活困窮者という意味でいうと、やはりせっぱ詰まった状態で来ると思いますので、相談員の確保、相談体制の充実というのは、何としても確保し続けなければいけないと思うのですが、その辺、最後にお聞かせ願えますか。

◎福祉総務課長
やはり急にやめられた場合、次の補充というのがなかなかありませんので、あらかじめ現在の職員の継続した雇用に努力、注力するとともに、もしやめるとなれば、あらかじめ次の人を探していただくなり、それなりの期間を設けて告知していただく等、こちらからは働きかけております。

《ホームレス自立支援事業について》

◆南野敬介議員 
続いて、113ページの生活困窮者自立相談支援事業のホームレス自立支援等事業です。

これで約94万円を使っていますが、巡回相談ということで、このホームレス自立支援の実績といいますか、この年度でどういう取組みをしたか教えていただけますか。

◎生活福祉課長
今現在、貝塚市内では3名のホームレスが存在していますので、ホームレス自立支援等事業で委託しております南大阪ブロックを管轄している大阪府社会福祉協議会に巡回相談で、毎週1回訪問していただいております。

◆南野敬介議員 
これまでも機会があるごとに、僕もこのことは少し気になっているので質問させてもらっていたと思うのですが、もう全員施設に入るなり、自立したりということがあったと記憶しているのですが、久しぶりというか、3名という数字を聞いたかなと思っているんですが、今の現状でいうと3名の方は自立の方向に向かっていると認識してよろしいでしょうか。

◎生活福祉課長
この3名の方に関しましては、定住型ホームレスでありまして、大阪府港湾局が管轄している場所でホームレスをしておりまして、ホームレスが言うには、ようやく見つけた安住の地であり誰にも迷惑をかけていないからという、そういうことを巡回員が訪問して面談しても言っている状況で、こちらに助けを求めてくれば、生活保護等適用してまいりますが、今現在、訪問して安否確認等をしている状況でございます。

◆南野敬介議員 
ということは、本人がそう言っているのを首に縄つけてということもできないですが、ただ野外ということもありますし、これから寒くなってくるということも考えられますし、命にかかわることも起こってくると思うので、その辺はやはり説得のためいろいろ手を変え品を変えしていかないといけないと思います。

そう言っている人はなかなか難しいと思うのですが、今後、さらに自立に向けて進めてほしいと思うのですが、その辺、最後にもう一度お聞きします。

◎生活福祉課長
平成31年1月にもホームレスの方1名に生活保護を適用しておりますので、また粘り強く大阪府社会福祉協議会の職員とともに交渉に当たっていきたいと思います。

《ほの字の里について》

◆南野敬介議員 
174ページのほの字の里について、先ほど田中委員からあったのですが、僕はホームページを見ていて少し気になったのですが、今年9月から水曜日を全館休館ということで案内されています。

全館休館ということは、宿泊にとっては火曜日もとめるということになりますよね。

火曜日、水曜日2日間をとめることになると思うのですが、そうなった経過をまず教えていただけますか。

◎農林課長
この休館日につきましては、これも先ほどからお話しさせてもらっています神戸市のコンサルタントも入りまして、従業員の件もありまして、試験的に1日休みをとらせてもらいたいということでお聞きしております。

◆南野敬介議員 
宿泊施設で休館日があるということは、僕はどうも納得がいかないといいますか、効率が悪いだろうなと。

要は、1日休むということは、もうそれで2日間宿泊できないんですよ。

僕は経営にとっては全然素人なのでわからないですが、普通に素人目で考えても、1日あの宿泊施設を休むということは、前の日から泊まれないということですよね。

その辺、担当課としてはどう思っているんですか。

◎農林課長
一応向こうの話でしたら、データをとって水曜日が一番実績が少ないということで、水曜日にとらせてほしいということで、試験的であればしてみたらどうかということで、課として了承させてもらいました。

◆南野敬介議員 
試験的にでも休んだら、その分収入は絶対減りますよ、試験的にしたとしても。休んでいるので増えることはありませんよ。

その分の従業員の人件費との差額で、もしかしたら効果があるのかもわからないですが、今まで平日でも泊まりがなかった日もあったかもわからないですが、宿泊施設でそうすることの意味が、僕はもう全く理解できないんです。

その辺、担当課として、そのコンサルタント会社も含めて、貝塚市の財産である宿泊施設だということをきっちり伝えていかないと、これはますます、水曜日休みなら火曜日もだめだなと客離れが進むのではないですか、逆に。その辺、どう認識されていますか。

◎都市整備部長
恐らく人の確保というのが一番大きいのだろうと思います。

どうしても労働時間は決まっているものですから、それは上限を超えられないというのがございます。

そうなると、やはりシフトの人数が余計に要るというのがあると思います。

それが現状確保できない状況で、やむなく一番稼働率の悪いその日を試験的に休業させていただくという形になっているのかと思います。

人の確保ができれば、一定それがまた復活できるのかどうか、今のところ、そういう申し出で営業できないという話があったので、そういう一時的なものという認識のもとで、市としては認めているとご認識いただけますでしょうか。

◆南野敬介議員 
それは先ほどの田中委員との話と一緒で、人の確保が本当の理由かどうかは、僕はわからないです。

ほかの宿泊施設でも同じ理由で、それは山間部にあるかないかという多少立地条件はあるとは思いますが、それならそれなりのその法人としてのやり方があると思うんです。

それはやはり宿泊施設なので、24時間の施設なので。

そこは、これ以上もう客離れを進ませないような仕組みに持っていかなければならない。

例えば、先ほどのバーベキューでも、これもホームページに書いているんですが、全てが要予約となっています。

土日のみ営業ということと、平日は15名以上しかだめということです。

ここもどうかなと思うんです。それは肉を抱えて、客来なかったらもったいない、それはそのとおりです。

百歩譲って予約しないといけないというのはよくわかるんですが、例えば、宿泊客で平日でも家族で泊まる方にバーベキューしてもらってもいいじゃないかと。

宿泊するのに、いきなり来る人もいるでしょうが、ほとんど予約しますよ。

そういったところで、利用者にもっといい条件を、ホームページでもぱっと見て、行ってみたいと思えるようにしなければ、僕は、ますますほの字の里から客離れが進むような気がして仕方がないです。

ここのホームページを見ただけでも、ああ、もう行くのやめとこうと、15人以上、平日予約がないとバーベキューできないわ、泊まるのやめておこうとなります。

予約をするのはするで、別に15人と切る必要もないでしょうし、そうやって、小さな積み重ねが僕は大事だろうと思うので、その辺、もう一度お答えいただけますでしょうか。

◎都市整備部長
先ほど田中委員のときにもご答弁させていただきましたが、その旨は農業組合法人ほの字の里に伝えさせていただきます。

ただ、農業組合法人ほの字の里も非常に昨年度から経営悪化しているのも、これはまた事実でございまして、実は今まであった木工室を、今2段ベッドを置いて宿泊できる部屋に改装しております。

もう終わったと思います。今ある木工室については、集いの館の1階、今使われていない場所へ移すということで、宿泊に対してはどうしても土日が稼ぎどきということになりますが、部屋数も少ないですからお断りしていた場合も多かったので、キャパシティを広げるというところでそういう申請が貝塚市に上がってきましたので、私どももそれで集客力がアップするのであればと承認しております。

事業者である農業組合法人ほの字の里も、そういう企業努力といいますか、法人ですが、そういう努力もしております。

その中の一つの判断としてそういうところ、バーベキューであったり、どうしてもお客さんが来ないところはカットするという考え方だろうとは思うんですが、とりあえずそういう形で仮にしたとしても、それが効果としてどうあらわれてくるのかという検証も必要かと思いますので、また再度そういう形では農業組合法人ほの字の里と話合いをさせていただきたいと思います。

◆南野敬介議員 
是非お願いしたいのですが、今2段ベッドの部屋を追加するということで工事をしているということであれば、なおさら営業日を増やさなければ、稼働率が上がらないということになるので、その辺も含めて、もう一度法人にきちんと伝えていただいて、やはりこういった情報でも、まず情報をホームページなどから調べてぱっと見て行くと思うので、我々もそうやって旅館を探すときにインターネットで探したりしますから、その辺も含めて再度要望していただきたいと思うのですが、最後どうですか。

◎藤原龍男市長
いろいろ話を聞かせてもらって、毎回、ほの字の里の話は出るのですが、再度、庁内で担当副市長を中心に整理をさせてもらいます。

田中委員からのお話があったこと、南野委員からのお話もあって、担当副市長、担当部長、課長を中心に、どのようにして今後、ほの字の里を運営していったらいいのか、それと目前に迫った課題をどう対処するのか、早速、まず今日、この議会が終わり次第、向こうに副市長以下で話しに行くように指導しておいて、急に結論は出ませんが、どういうことか、行ってきた話はどうかということを、火曜日から仕事が始まりまして部長会議がありますので、その場で発表させて、ある程度方向性が決まったら、田中委員、南野委員に質問されたことについてはお答えができるようにさせてもらいたいと思います。

《鉄道軌道安全輸送設備事業について》

◆南野敬介議員 
192ページの鉄道軌道安全輸送設備等整備事業の水間鉄道への補助金ということで、この年度で約1,900万円使っていますが、この年度で具体的に何をしたかまず教えていただけますか。

◎都市計画課長
平成30年度の事業につきましては、水間鉄道の清児、名越間の枕木をPC(プレストレストコンクリート)化したのが一つと、清児変電所の配電盤の更新が一つ、もう一点は、全31箇所の踏切の警報器の警報音発生装置の更新でございます。

◆南野敬介議員 
記憶で申しわけないですが、大体、毎年2,000万円ほどの予算となっていると思うのですが、これは水間鉄道と協議しながら事業は決めていると思うのですが、この2,000万円というのは一応限度ということで、貝塚市ではそれぐらいの認識になっているんですか。

◎都市計画課長
事業につきましては水間鉄道が実施して、国の補助をもらってしていますので、年次計画をたててしているところでございます。

今後も水間鉄道につきましては、まだ施設が老朽化しているところがありますので、継続的に行われるものと考えております。

◎都市整備部長

金額につきましては、今年度までの3箇年は、水間鉄道の収支が赤字だったということで、経営が安定するという条件のもとで約2,000万円という上限をつけさせていただきました。

既に、前年度より水間鉄道の収支は黒字化しておりますので、次の3箇年につきましては水間鉄道と協議しまして、何とか黒字化を維持できる状態の中で、要は水間鉄道が事業者として幾らまでその事業をできるのかというところを協議した中で、市はそれと同額を補助させていただくという形で、今後進めていくということです。

◆南野敬介議員 
僕は、その約2,000万円がいいとか悪いという意味ではなく、要は、昨日でもコミュニティバスとの連携で運賃の件もありました。

そういった意味で水間鉄道に補助を、貝塚市の財政が可能なら2,000万円が上限と決めずに、まだ場合によっては2,100万円、2,200万円と協議していったらいいかなと思ったので質問させてもらいました。

そういう意味では、この予算で、山手の人の交通の便がよくなるのであれば、そういったことも検討しなければ、今現実問題、幾らにしたら一番いいのかはこれからの協議になると思うのですが、それぐらいの幅はあるのかどうか、お聞かせ願えますか。

◎都市整備部長
先ほども答弁いたしましたように、水間鉄道も軌道の補修につぎ込めるお金も一定上限があると思いますので、その上限に対して市として同額補助を今後していきたいと考えております。

《住居表示整備事業について》

◆南野敬介議員 
200ページの住居表示整備事業について、これまで我々新政クラブで質問もさせてもらっていますので、この平成30年度で約214万円使っています。これは平成30年度はどこでしたか。

◎土地情報課長
現在、中町の現在住居表示を実施しておりますが、この平成30年度の分は、その前年度ということで、基礎調査で使った分でございます。

◆南野敬介議員 
ここ5年、6年、半田からスタートして、近木、中、海塚1丁目等々進んできました。それで今年度実施しているのですが、これ以降にどのように考えているか、もう一度、何回か聞いているとは思うのですが、その辺お聞かせ願えますか。

◎土地情報課長
現在、次の候補地として久保地区ですが、地元町会と協議を進めておりまして、今後実施できるようにしたいと考えております。

◆南野敬介議員 
是非、進めていただきたいですが、これから進めていく上でいろんな問題が出てくると思います。

例えば、今これまで半田、中、近木、海塚というと、比較的に自治会も協力的に進めていただいて、いろいろあったとは聞いていますが、何とか乗り越えてこられたと思います。

ただ、今後進めるにあたって、いろいろ地元合意がなかなか難しい地域が出てきたり、広げていく上でいろんなことが出てくると思うのですが、ここで貝塚市のスタンスを僕ははっきりしておいて進まなければならないと思っております。

というのも、やはり住居表示、我々ずっと言い続けているように、安心と安全のためには必ず必要な制度だと思っていますので、いろんな困難な事例が出てきた場合に、それを柱に、芯に持っていただいて進めていただきたいのですが、その辺いかがでしょうか。

◎土地情報課長
南野委員ご指摘のとおり、住居表示に関しましては、皆さん賛成というわけではないのも現実です。

ただ、本市としましては、住居表示を進めるという姿勢は変わりませんので、今後とも努力をしてまいりたいと思いますし、また、委員の皆様にも逆にご協力いただきたいと思う次第であります。

《財産区財産について》

◆南野敬介議員 
財産区の決算について、特にどこどこということではないですが、実は今年の代表質問の中でこれも触れさせていただきました。

その後も、いろいろ担当課とも打ち合わせというか要望も繰り返しているのですが。

実は先日、ある財産区の皆さんがお見えになりまして、ずっと一緒ですが、所有する財産区が売却はできるが貸出しができないということがありました。

その財産区の皆さんの立場に立ったら、その管理費や財産区を守るための管理費で非常に手間も金額もかかるということで、そこで何とか収益を上げて、それに充てたいという思い、切実な思いがあったわけです。

そういった意味で、その一つの地域だけではなく、多分、貝塚市内にこれだけの財産区を管理されている地域もあって、同じような悩みを抱えているところもたくさんあると思うのですが、今の現状でそういった貸与という方法はとれないものかということを、まずお聞かせいただけますか。

◎総務課長
財産区といいますのが、地方自治法上財産の管理及び処分に限りその権能を有するということになっております。

そういうところから、今南野委員おっしゃられるように貸付けという行為につきましては、あくまで例外的な行為に当たりまして、貸付けを行わなければならない理由が必要ということになってきます。

それで、地元の財産区からも貸付けで収益を上げるのではなく、あくまで管理運営をするための方策として使えないかということが提起されているところでして、我々としましても、そのあたりについて法を超えない範囲で可能かどうかということを今研究しているところでございます。

◆南野敬介議員 
理由が必要だということなので、逆に、理由があれば大丈夫ということで理解していいですか。

◎総務課長
今言いましたのが、公益上の必要性があることや、貸付けをして支障がないということで、貸付期間中、その利用予定もないということが一つ考えられることですが、あくまでため池につきましては貸付行為というのは例外的規定という形でなっております。

◆南野敬介議員
理由が必要とおっしゃったから、再度質問させてもらったのですが、理由が調ったら貸出しも可能と思っていいですか。

◎総務課長
そのあたりが、管理運営の経費として当てはまるということでありましたら、その部分に相当すると解することができると考えているところでございます。

ただ、そのあたりをまだ研究中でありますので、この場で具体的にオーケーということは言えないということです。

◆南野敬介議員 
今まで、財産区の皆さんや我々が聞いていたよりも、少し踏み込んで答えていただいているということで感謝しています。

ある意味で、管理ということでは、どこの財産区でも、池であろうが土地であろうが、管理は必ず必要なわけで、そういったことで理由をいろいろ考えていけたら、実際の財産区の皆さんもいろいろそんなことも考えていただけるであろうし、いいかなと思っています。

ただ、そういった意味で大前提は貸出しできないというのは十分皆さん理解していると思います。

これは大阪府からの通知でそれをしっかり守れということになっていたと思いますので、貝塚市も含めて財産区の皆さんにも協力を仰ぎますので、そういったことで利用しやすい財産区というか、管理しやすい財産区を目指して、貝塚市も大阪府や国に働きかけをこれからも強めていっていただきたいという要望ですが、その辺いかがでしょうか。

◎総務課長
どちらの財産区におきましても、維持管理が大変ということは我々も聞いているところです。

そのあたりにつきまして、この地方自治法上の財産区の権能が消極的な権能ということになっているところでございますので、その中で維持管理費がどのように財産区としてやっていけるかというのを、市としても、今後、地元と一緒に考えていきたいと考えております。