本日、令和2年第1回定例会第4日(最終日)が開催されました。

今日の主な議題は、一般会計予算の認定です。

先日も書きましたが、一般会計予算の修正動議が市民ネット貝塚より提出され議論となりました。

提案者は阪口勇議員でした。

内容は廃止された市営プールの撤去予算が気に入らないので削除したものです。

撤去は様子を見て令和3年に行えばいいのではという理由でしたが、私には理解できませんでした。

阪口勇議員は、市営プール廃止条例が上程された後に報告会を開催しみんな怒っていたというような発言もありました。

しかし議員が議員の名前で企画した報告会にその議員の話を聞いて、「それは間違いだ」という方はあまりいませんし、ある程度誘導した説明になります。

これは私の場合もそうなってしまいますので仕方ないのですが。

私自身に、市営プールの問題で批判などのご意見が届いたことはありません。

私の議会ニュースでその事も書きましたがそういった意見が届いたこともありませんでした。

そうしたことから私は今回の市民ネットの修正動議には反対の立場で臨んでいました。

議会では質問も行われました。

自由市民の田中議員より質疑がありましたがその質問にもきっちりと答えることはありませんでした。

私は新政クラブを代表して「討論」を行いました。

①今回の修正動議提案の意味がやっぱり分からない
②先ほどの質問に対して答えが答えになっていなくて残念だ。
③なぜ今回の市営プール廃止・統合に至ったのかという経過。
④今回の問題は昨年12月に急に理事者(行政)から提案されたものではなく、少なくと1年以上は議会で議論となっていた。
⑤阪口勇議員がこれまでこの議論を知らなかったというはおかしい(阪口議員も答弁の中で反省はしていました)。議会での答弁は公的に行ったものでその重要性は18名の議員は分かっているはず。
⑥実際にプールの撤去は本年10月以降となる。今夏の状況を見ることは十分可能だ。

⑦もし本当に第1プールの不具合が心配なら現在の市営プール条例を改正し臨時に他のプールを使用できるようにすればいい。条例改正に時間がないと阪口勇議員は答弁しましたが、そんなことはない。今回の議会で改正案を上程することも可能でしたし、6月議会で上程する事も可能である。

という趣旨で討論をさせていただきました。

(正式な議事録ではありませんし、質問のやり取りを受けての討論となりましたので原稿もなくニュアンスが変わっている可能性もありますが、詳細は後程ネットでもアップされますのでご確認ください。)

私がトップバッターで反対討論を行い、公明党の谷口議員、無会派の中川議員、維新の会の牛尾議員、自由市民の田畑議員よりそれぞれ反対討論が行われました。

結果、令和2年度貝塚市一般会計修正動議は、賛成少数(市民ネット貝塚賛成)で否決され、一般会計予算案は賛成多数(新政クラブ・自由市民・公明党・維新の会・無会派(2名))で可決されました。

ここまでくると彼らは何をしたかったのか?

おそらく会派の新聞になるのか、個人の市政ニュースになるのわかりませんが、「私たちは予算案の修正動議を出しましたが否決されました」と書きたいだけなんでしょう。

言論の自由はありますし、議会で議員の発言を止めることはできません。

しかしもう少し考えてもらいたいものです。

最後に藤原龍男市長も挨拶の中で、過去の議事録を取り出し、昨年の市営運営方針にも書かれてる内容であり今さら「急に提案された」は通らない。

一般会計修正動議を出した「市民ネット貝塚」の皆さんとはどうも同じ考えではない。

一般会計予算に賛成いただいた会派の皆さんとともに住み良い貝塚市を作っていきたいと挨拶されました。

(これも正式な議事録ではないので微妙にニュアンスは違うかもしれませんが私はそう解釈しました。)