今日の本会議の様子です(長文です。時間のある時にお読みください)

今議会では、個人情報保護条例の改正(法律改正に伴う改正)や職員の定年の段階的延長(法律改正に伴う改正)、市役所周辺の駐車場条例、人事院勧告に基づく、市長をはじめ職員の期末手当等の改定等が議決されました。

また、今回の議会では、維新の会の中川議員と樽谷議員が提案者となった「議員報酬削減」の議案と、議員の期末手当の改定について議論となりました。

まず、議員報酬の削減について

維新の会の中川議員の提案理由で削減した額をコロナ対策に使ってほしいとありました。

今回議員報酬を4月までの3か月間5%削減することにより約180万円(正副議長も一議員と計算しました)の削減となるものです。

180万円でコロナ対策

何ができるのか具体的な案はありませんでした。

また、我々はこれまで言い続けていたように自らの報酬については議論せず「報酬審議会」へ委ねるべきと思っています。

なぜなら勝手に言い出したら「パフォーマンス」に走りますし、言いたい放題にもなります。

それを踏まえて反対しました。

これまで何度もこの件については質問も行い討論も行ってきましたが、パフォーマンスには付き合ってられないし、粛々と進めました。

今回の採決は無記名投票となりました。

無記名投票となると誰が賛成したか反対したかわかりません。

《無記名投票となった理由》

私は、誰が賛成か反対かをはっきりすべきと思っています。

しかし新政クラブ内でも意見が分かれました。

阪口芳弘議員は無記名投票で行いたいと。

真利議員は引退するのでどちらでもいいので判断は任せるとの事でした。

色々議論しましたが、まとまらっず、阪口芳弘議員が友好会派の意見を聞いて調整することになりました。

公明党、自由市民と調整したところ「無記名投票」とまとまりました。

それぞれの会派がどのような判断をしたのかはわかりませんが、これまで議会運営を共に行ってきた会派の意向を無視することはできません。

私も決まったことは守ります。

何度も言いますが、私は記名投票で賛成・反対した氏名は明らかにすべきだと思っています。

しかし、議案を通すためには妥協も必要だという事です。

今回の「議員報酬削減」は賛成5・反対11(議長は裁決には加わりません)の反対多数で否決されました。

続いて、幾つかの議題があり、議員の期末手当の改定について審議されました。

今回の改定も先に書いたように人事院勧告に基づく改定で、市長等の特別職もアップされます。

議員も市長等に合わす改定となりました。

これまで、維新の会は人事院勧告に基づくアップであっても反対してきたので、絶対反対するなぁと思っていたのですが、今回は「賛成」しました。

正直びっくりしました。

終了後に中川議員に「なんで賛成なん?」と聞くと「市長提案やからです」と・・・

ん???

これまでも人事院勧告に基づく議員の期末手当の改定は全て「市長提案」です。

藤原市長時代には反対したものを、酒井市長になったから賛成って。

初志貫徹せいやって思わず言ってしまいました。

私にはまったく理解できません。

いずれにしても議員の報酬については、人事院勧告に基づくもの、報酬審議会で決定いただくものじゃないと、個々に勝手な事を言い出すことになると思いますし、パフォーマンスの道具となりたくありません。

粛々と対応したいと思います。