◆南野敬介議員

 お許しを得ましたので、ただいま議題となりました議会議案第9号 貝塚市インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害のない社会づくり条例制定の件につきまして、提案理由をご説明いたします。

インターネットの普及は、私たちの社会に大きな恩恵をもたらしている一方、匿名性、不特定多数性等、その特性に起因して、誤った情報や嫌がらせによる風評被害、他人の名誉や感情を傷つける誹謗中傷、プライバシー侵害等が安易に行われ、いじめの温床にもなる等の問題が深刻化している。さらに、震災や感染症によるパンデミックなどの社会不安に起因するデマの流布や誹謗中傷が行われるなど、インターネット上での様々な人権侵害が社会問題となっている。

インターネットによる恩恵を享受しながら、このような人権侵害のない社会を目指すためには、市民一人ひとりが、表現の自由に配慮しつつ、誹謗中傷等の被害者にも加害者にもならないための意識や知識を身につけ、インターネット社会に応じた人権尊重の仕組みづくりを進めなければならない。

これまで、本市議会においては、その必要性を訴えてきましたが、市の考えは「現在のインターネット上の誹謗中傷等への対処につきましては、市条例によらずとも推し進められていることから、今後も条例制定は考えておりません。」というものでした。

しかし、本市議会としては、貝塚市としての姿勢を示す上で必要な条例であると考え、ここに、インターネット上の誹謗中傷や差別等の人権侵害を防止するための施策を推進し、インターネットによる被害から全ての市民を保護し、次世代に豊かな社会を継承すべく、この条例を制定しようとするものです。

以上のとおりでありますので、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。