《議会議案第1号貝塚市の環境整備と活性化をめざし、住みよいまちを作るための条例制定の件》

※このページは、貝塚市の議事録をもとに作成しています。話言葉で掲載していますので、文脈など間違いもあるかと思いますが、そのまま掲載いたしますので、ご了承ください。

◎新拓進委員

今回のこの議会提案条例、今の貝塚市である環境保全条例、これがどこまで生かされているんかというのが第1の原因かなと。

そこで、空き地空き家の管理に対する苦情の対応、そして処理が今の現状がどないなってんのか、理事者側に聞きたい。

◎環境政策課長

まず、市民の方から苦情が入りましたら、現地のほうを確認させていただきます。

空き地の場合は雑草とか害虫というのが原因になっておりますので、実際に雑草の丈がどのくらい伸びているのかとかその辺の判断は市のほうでしております。

当然、私有地になりますので、できましたらわかってる範囲で苦情者から直接言っていただくというのが本来の筋かと思うんですけど、空き地の場合、その土地が誰のものかわからないという場合も多々ありまして、その場合は市のほうで調べております。

そこで、環境保全条例第23条に基づきまして、こういう苦情が入ってますということで所有者の方に通知を差し上げております。

それによって、あとの点検というのかその辺はしておりませんけども、再度電話がかかってくるときは実際されてないということで確認し、もう一度文章を送ったりしますけども、平成23年度、今年度の例でいきますと空き地につきましては33件ありました。

これにつきましては実際全部確認しました。その中で23件が刈り取りされております。残り10件のうち、3件は市として確認したけどそこまでいってないと、市の判断で必要性が認められないと判断しました。

残り7件なんですけど、この中には相続や権利関係の係争中等も3件あります。結局、4件が完了できていないというふうになっております。

あと空き家につきましては、今年は過去5年間で一番多く6件ありました。6件中3件は撤去完了しております。

1件につきましては、近畿財務局の所有地になっておりますので、そちらのほうにお任せしました。

あと2件につきましては、確認しましたが市としての指導の必要性が認められないということで、6件中認められない2件を除きましたら、全て完了したというふうになっております。

◎新拓進委員

平成23年度については、ともかく4件くらいの処理が残っていると。しかしこういう条例を出すについては、何十年来についての処理が残っているものがあるんじゃないかと。

私は今回、議会提案で出される条例には、別に反対というような考えはないんですけど、ただ先ほどからも聞かせていただいておるんですけど、やはり全市に網がかかる、いろんな中身を見させてもらったら、我がの住んでる今までの地域でどうなんやと、あれもこれもあれもこれもとやはり思うんです。

これをもう少し整理しなければ、なんぼいい条例ができても、中身のとこが疑問がするんですね。私自身がちょっと疑問するところ、提出者の人に答弁願いたいですね。

よく勉強もされて労力も費やして、そこそこ立派な条例が作ってあると私も思いますけど、疑問するところがあります。

先ほども言ったように、第6条の空き家空き地の管理、1から9号に掲げてあるんですけども、各号についてもどの程度かどの場所か、私には基準がわからない。

先ほどの中で第18条の規則というものがありますけど、規則とはあとで作るんですよね。しかし、私自身がわからないというところはある程度の分ではっきりしてもらわんと。

できた規則が私の考えとは違うというようなことになっても、これ具合悪いと思う。

そこで先ほど聞いてる話の中で点数付けてるところがあるとか、そういったとこも我々にも解りやすくしていただかなければ、この総務常任委員会のこの場で承認をするという立場の我々ですから、その辺、各委員のみなさんも自分のそれの大切さというのをしっかりと判断していただきたい。あと第6条について提出者のほうでわかる範囲でいいですから。

◆南野敬介市議

おそらく新拓進委員がおっしゃったのは、その指導なり勧告なり最初のスタート時点になるんかなと思うんですね。

どこまできたら指導入るんやということをどうやって決めるんやということと思うんです。

条例で事細かいことを決めるよりも、というよりもいろんなパターンが、10あれば10ともパターンが違うと思うんです。ですから細かなことは規則で決める事やと思います。

例えば僕らが勉強してきたポイント制というやり方、または第3者委員会っていうやり方、これはいろいろやり方があると思いますんで、条例ができて、あと規則を作るにあたっても提案者である我々とも協議をしていただきたいということは理事者の方にお伝えしてますんで、そういった意見を議論交わしながら、参考にしながらよりよい方向でわかりやすい順位決めというんですか、市民の皆様にしても対象者にしても、あっちを先にやってから俺のとこ来いとかいうふうなことも多分出てくると思いますんで、何らかのルール作りは規則の中でやらなければならないだろうなと考えています。

◎新拓進委員

わかるんですけど、ただ、今も私が言ったようにこの総務常任委員会で決を出すと。

僕はその提出者の南野議員が言われていることの中身がわからないんですよ。

どこで基準にするんか、ポイント制をどないするんかとか、条例だけが先に走ってしもて、あとで作る規則が立派なものができるかできないかというのか、私の頭の中では不安定でわかりにくいとこがある。

◎藤原龍男市長

新拓進委員おっしゃることはごもっともやと、規則がないとどこまで公権力が働くんや、ましてや警察との協議はどないなってんやといろいろ不安はあると思います。

規則は市長の専決であります。ですから、今回条例を提案されて、それに基づく規則については我々、市長部局のほうで市長の専決で考えさせていただきますが、皆さん方のご議論も踏まえ、わかりやすくご理解いただけるような規則制定に向けて内部協議をしていきたいと思います。

そんな突拍子もないことできるはずもありません。それは新拓進委員、そやなと思っておられるようなものを市長部局で十分議会ともすり合わせをして決めていきたいとこのように考えております。

◎新拓進委員

私の言うてることは、あとで規則できちっとするであろうと市長も言われてるんですけど、もう一つ言いたいのもあとの規則のほうで入ってくるんかなと。

高齢者が住んでいて対応ができないと。こういう人をどないするんなと。また、今度は罰則とかそういうことまである。

公表する前に第3者機関というものを設置してそこに審議を願うと、あとで市長が言われてるように理事者側で考えると言われてるんですけど、私自身はこの条例には先ほども言ったように反対ではないんだけども、先ほどからもいろんな意見も言われているように、もう少し理事者も交えてこの総務常任委員会で審議をしてはどうかなと。

私自身、1年も伸ばせとは言わないよ。この議会じゃなしに次の6月議会まで結論を継続審議にしてはと私は思うんです。その辺、提出者とも一応そこで相談していただきたいんですよ。

◆南野敬介市議

新拓進議員のおっしゃるところは、おそらく議論が足りないというところなんかなと思うんです。

とは言いましても我々は、この条例案を2月の初旬にまとめまして、2月の8日、9日にかけまして各会派にご説明させていただきました。

それから今日が3月7日でもう1箇月経っています。この間にそういった議論等もあればよかったんかなと思うんですけど、いかんせん、そういった議論も私どもの会派になかったということもありまして、賛成していただけるんであろうと私どもはそう理解していたところでございます。

今、新拓進議員おっしゃったのは総務常任委員会で決めていただければというふうに思いますけど、そういった意味では私どもはいち早く2月初旬から準備を始めてみなさんにご説明させていただいて、その間私も平日は市役所のほうにいましたし、いくらでも時間はあったんではないかなということだけお答えさせていただきます。

◎新拓進委員

確かに1箇月ほど前に各会派に説明に来てくれたと。そのとき、私はちょっといなかったと。

しかし、その1箇月ほどの間に問題があるなら言っていただきたい、それも一つである。また逆に、見ていただいてどうでしたかと。人の取り方はいろいろあって、私自身そうは。

◆南野敬介市議

そこは、どうですかと聞きに行かへんかった僕が悪かったんかなっていうことなんですかね。

でも、そんな問題でもないような気もしますけども、今後、議員提案となったときにそういったルール作りを議会の中で決めていただくなりしていただいたら結構かなと、何分私どもも初めての経験でございまして、どっちのやり方が正しいんか、聞きに行く方が正しいかなんて、議論としては止めといた方がええんちゃうかなと思います。

◎新拓進委員

何遍もいうように、この総務常任委員会で決めることに不安があるんです。よって私自身は継続審議として6月議会で決定していただいたらと思いますけど。

◎松波謙太委員長

新拓進委員にお聞きします。それは意見でしょうか。

◎新拓進委員

意見て何ですけども、ともかくこれを私自身は委員長に一応委ねたいんですけどね。