①からの続き・・・
《不法投棄について》
◆南野敬介議員
165ページ、不法投棄の関係でが、これにつきましても、ずっと我が会派からは問いをさせていただいております。
防犯カメラ等が既に設置されているということで、山間部とか、浜手部分とかということで聞いているんですけれども、市街地でもそういった問題が、住民さんが困ってみずからが清掃しているんですけれども、そのたびにまた不法投棄されるというひどい状況のところが数多くあるということで、そういった市街地に防犯カメラ等の設置で抑制するという考えがないのか、まずお聞かせ願えますか。
◎廃棄物対策課長
基本的には、防犯カメラという部類になりますとプライバシーの関係から非常に難しいと考えております。
現在浜手の人通りの少ないところ、比較的不法投棄の多いところを重点的に設置してまして、市街地の中に不法投棄を目的とした監視カメラを設置する考えは今のところございません。
◆南野敬介議員
プライバシーというのはあるんですけれども、その理屈でいえば普通の防犯カメラも設置できない。
逆に言えば不法投棄は認めていいんですか、だめなんですか。
◎廃棄物対策課長
不法投棄を認めるという意味ではございませんけれども、基本的には、ソフト面での啓発看板の設置等で対応していくというところでございます。
◆南野敬介議員
確かに啓発看板の設置もしていただいています。
それで抑制にもつながっている場合もありますけれども、はっきり言ってそれじゃ解決していない部分のことを言っているので、啓発看板できれいになって不法投棄がなくなれば、今課長がおっしゃるとおりです。
僕が言っているのは、いくら啓発看板しても、周りの住民さんがちゃんときれいにしても悪い人はいくらでも同じところに置いていたら、例えば住民さんが片付けてくれるということになったときに、これはそれを見つけないと仕方ないでしょう。
それが山間部だからいい、浜手だからいいという理屈は通らないと思うんです。その辺どうですか。
◎廃棄物対策課長
基本的には不法投棄撲滅に向けて、市も毎週水曜日にはパトロールをしておりますし、関係課にも協力要請して、見つけた場合は警告の紙を張って1週間以内には撤去するという考えで、今現在やっているところであります。
◆南野敬介議員
その警告文書を張って改善されるんですか。
◎廃棄物対策課長
これはモラルの問題で非常に難しいところはあるんですけれども、基本的には放置自転車的なごみとか、それとか可燃ごみの部類が非常に多うございまして、従前でいう産業廃棄物的な業者の不法投棄は今ほとんどないという状態ですので、これはやはり啓発で、ごみがごみを呼ぶというような状況にならないように、早期発見、早期回収で頑張っていきたいと思います。
◆南野敬介議員
頑張っていただいたらいいんですけれども、頑張っていただいて、多分貝塚市内をごみ収集で回っている方とか、いろいろ目を光らせてやってると思いますけども。
そしたら今、防犯カメラは何台設置されているんですか。
◎廃棄物対策課長
実際の撮影機能のあるカメラにつきましては1台、浜手へ設置しておりまして、ダミーカメラといいまして、そういったものは浜手1台と道路施設管理者として12台設置していただいております。
◆南野敬介議員
1台だけですか。今までずっと、決算特別委員会、予算特別委員会でこの問題が各委員から述べられていて1台ですか。
僕が議員になってからでも毎年言っていると思うけども、啓発だけでほんとによくなっているのか、それを疑います。
その紙を張っただけでなくなっている、僕自身目で見てなくなっていないと思うから、何とか悪いことするというのは見つけなければならないと思っているから、しつこいぐらい質問しているわけで。これどうですか。
◎廃棄物対策課長
少しずつではございますが、例年、1割程度ずつは減っていっておりまして、平成22年度が206箇所で1,199の不法投棄物があったのが、平成23年度では156箇所で923で、平成24年度につきましては現在836で、少ない数でありますけれども約100近くずつ減っていっているのが現状です。
◆南野敬介議員
減っていっているのは、多分住民の皆さんが仕方なくやっていたり、各町会がほっとけないというので動いているのと違いますか。
でも、それはイタチごっこと違いますか。捨てる人は同じところに行きます。誰かが片づけたら、誰かがまたここに置いといたら片づけてくれると思ってまたします。
◎藤原龍男市長
議会のたびにこういう議論になるんで、もう答弁するほうも同じ答弁なんで、補正予算に計上するようにしておきたいと思います。
《ほの字の里整備事業について》
◆南野敬介議員
181ページ、ほの字の里整備事業の件でございまして約1,100万円の工事請負費、ほの字の里施設整備という形で計上されておりますが、まず、どのような形で施設整備をされるのかお聞かせください。
◎農林課長
ほの字の里整備事業、新たに整備するところではなく、駐車場からグラウンドに上がるところの階段の施工を、今応急的に竹で補修しているんですけれども、相当老朽化していて危険な状態になっておりまして、その部分の改修を考えております。
それと、建設後もう相当年数がたっている関係で、ボイラー室のろ過機の交換を考えております。
それと、浄化槽のろ過膜の交換も考えております。この3点が今回の予算計上の内容です。
◆南野敬介議員
昨年の予算委員会の会議録も見てまして、ほの字の里、今いろいろ、啓発とか利用促進と取り組まれていると思うんですけれども、昨年、たしかコンサルタントを入れて経営改善するということがお話しされていたと思うんです。
コンサルタントを入れて、具体的にどのように改善されていったのかというところを、答えていただけますか。
◎農林課長
法人の内容になりますので、お答えできる範囲でご説明したいと思います。
昨年、夏にコンサルタントが入りまして、経営分析等をほの字の里の法人のほうがされまして、具体的な動きとしましては、昨年10月下旬からレストラン部門の食事メニューを大幅に変える内容で実施されました。
実際には直接な改善措置までの費用的なところまでは至ってはいないんですけれども、原因がいろいろしていく中で見えてこられまして、宣伝活動等新たに踏み出すスタイルと、それから歳出部門においては在庫管理の徹底と、それと食材の購入費用の仕入れ価格の見直し、例えて申しますと、食材費においてはおおよそ材料費、仕入れに対して60%ぐらいが原材料等にかかっているというのが出てきまして、それについての見直しを、50%、40%に下げる方策を今現在進めているところです。
人件費等についても相当の見直しを今かかっているところです。
《共同作業所運営事業について》
◆南野敬介議員
共同作業所運営事業で聞いておきたいんですけれども、そもそも設置者はどなたですか。
◎農林課長
設置者は市になっております。
◆南野敬介議員
市が設置して、福田と東の農家の皆さんに利用していただいているということですよね。でよろしいんですね。
◎農林課長
はい、そのとおりでございます。
◆南野敬介議員
利用者の受益者負担で、今現在何があるのか、教えてもらえますか。
◎農林課長
今現在のこの予算計上で、水道料金、電気料金、下水道料金。
◆南野敬介議員
今既に払っているのは何かと聞いているんですけども。
◎農林課長
現在保管されております農機具の更新、補修等が一つあります。
それと、建物の中での会議するときの賄い、いろいろあると思います。
これはちょっと例が違いますけれども、石油ストーブが入ってきます。現状このとおりです。
◆南野敬介議員
建物の水とか電気代以外は受益者で負担していると理解したらいいんですか。
◎農林課長
そのとおりと思っております。
◆南野敬介議員
先ほどの答弁には昭和45年ということは恐らく同和対策事業が始まって、大阪府・国の補助で市が建てた施設である。
それを利用者の皆さんがこれまで利用してきて、同和対策がなくなった段階で、受益者の皆さんにそれぞれ利用する道具とか、そのメンテナンスとかは負担していただいているいうことでよろしいんですか。
◎農林課長
以前は市で負担させていただいた経緯があるみたいです。その補修等について、今現在、利用者の方で負担していただくに至っております。
《道路新設改良事業について》
◆南野敬介議員
197ページ、道路新設改良事業についてお尋ねいたしたいと思います。
1億4,000万円ほど予算計上しているということですけれども、我々の会派でずっと問題意識持って取り組んでいるんですけれども、特にスクールゾーン、歩道とか安全対策という意味でグリーンベルト等の提案もいろいろさせていただいていまして、そういった取組みがこの中に含まれていると理解してよろしいのかまずお尋ねします。
◎道路交通課長
この道路新設改良事業費1億4,400万円の内訳としましては、道路の新設並びに改修工事を主なものとしておりまして、グリーンベルト等につきましては交通安全対策という別の費目で対応しております。
◆南野敬介議員
交通安全施設管理事業ですが、改良とか新設という言葉があったんで、そういった取組みがされていくということで今年度予定を立てておられるのかお聞かせ願えますか。
◎道路交通課長
グリーンベルトにつきましては、交通安全施設整備事業で計上しておりまして、平成25年度につきましては約1キロメートルを予定しております。
◆南野敬介議員
その場所を具体的に教えていただくことできますか。
◎道路交通課長
今予定しておりますのは、葛城小学校区、それと北小学校区、それと西小学校区、その3校区でございます。
◆南野敬介議員
この3つで分けたら単純に300メートルずつぐらい、そのほか小学校区いろいろあるので、3校区以外は次年度に計画的にやっていくいうことで理解したらよろしいんでしょうか。
◎道路交通課長
区画線の設置につきましては、交通安全施設整備事業の中で対応しているんですけれども、その中で防護柵とかカーブミラーとか、いろんな項目的には設置予定として入っているんですけれども、全体の中で必要なものがあれば優先順位をつけさせていただいて使用していきたいと考えております。
《住居表示整備事業について》
◆南野敬介議員
209ページ、住居表示整備事業でございます。
毎回ご質問させていただいています。約460万円の予算で計上されておりますが、今年度どのような形で取り組む予定なのかまずお聞かせ願えますか。
◎都市計画課長
平成25年度につきましてでございます。
JR東貝塚駅周辺の地区におきまして、町会との協議を一定進めさせていただいた後、一部住居表示の実施に向けた基礎調査に着手する予定でございます。
この基礎調査でございますが、大体委託期間は約6箇月程度を予定しておりまして、内容につきましては現地調査、これは道路であるとか水路であるとか、あるいは建物の出入り口どこにあるかとかを現地調査いたしまして基本図の作成、さらには現況調査及び法務局調査あるいは地番参考図作成、さらに街区割図案の作成等々の作業をコンサルタント委託していきたいと考えております。
◆南野敬介議員
JR東貝塚駅周辺で進んでいるということで、僕もいろいろかかわりさせてもらって、いろんなことで時間がかかるというのは僕自身も体験してわかるんです。
けれども、あと、そうしたことが一歩ずつ進んでいくということになりますけれども、今限られた地域でしか声かけもできていないという状態とは理解しているんですけれども、今後これを進めていく上で、例えば指定されている地域内でどのように取り組んでいこうとしているのかどう考えているのか教えてもらえますか。
◎都市計画課長
住居表示につきましては、大体1町当たりの面積が住宅地でしたら10ヘクタールというのがおおむね基準となっております。
ですから、今JR東貝塚駅周辺におきましても一度にできるということではございませんので、順次進めてまいりたいと考えております。
◆南野敬介議員
それはわかってます。そのほかに指定されている地域もあるでしょう。
その中で今いくつか動いていませんか。それ以外にどう広げていくつもりかということで聞いたんですけども。
◎都市計画課長
今、指定されている地域ということでございます。
今年度、その地域の中で2町会に対しまして協力のお願いということで打診させていただいております。
ただ、なかなか現時点では実施に向けての内部の合意形成には至っていないというご返答をいただいておりますけれども、さらに引き続き実施に向けてのご協力の働きかけを来年度以降も続けてまいりたいと考えております。
◆南野敬介議員
それはもう協議に入っている地域の中のことを言ってるのかな。
僕が聞いているのは、その協議にも入っていない、貝塚市が指定している地域をどういうふうにこの1年でするのかということを聞いているんですよ。
◎都市計画課長
一応住居表示を実施してまいりますときには、当然その区域を確定する必要がございます。
確定するに際しましては隣接町会との協議、これが必須になってまいります。
ですからそういう協議の場を捉まえまして、住居表示の実施への協力をその町会に対して求めてまいりたいと考えております。
◆南野敬介議員
隣接とかそういう関係じゃなく、貝塚市で何地域か優先的に取り組む地域って指定しているん違うの。
そのうち例えば10個あったとしたら、そのうち今2つ進んでいますいうのは話わかる。
残りの8つはどうするの。隣接とか関係ない、今、市が指定して議会の議決があって指定された地域で手つかずの状態になっているところがあるのと違いますかと。それをどうするのか。わかりますか。質問に対して答えになってない。
◎都市政策部長
住居表示を実施する場合は、住居表示審議会というところでまず区域を決めますということで、まず指定という形になろうかと思います。
今現在、東貝塚周辺の半田地域におきまして一部実施に向けての協議を行って調査までいくというような段階でございます。
そして、懸念材料でありますいろいろと代表質問なり一般質問でもいただいております区域について、まず3地区を今現在進めている内容、町会も入りしているところでございます。
その3地区につきましては順次話がつき次第、住居表示を実施していきたいと。
貝塚市としての全体的な方向性については、以前は南海線、阪和線というような形の中で全体を住居表示していくのが望ましいという方向づけがございますけれども、今現在そのように全体的にまだいくということではなしに、確実に住居表示が実施される区域について実施していきたいと思っております。
◆南野敬介議員
違う。話進んでいるところはいい。それを聞いているん違う。市で決めた、審議会で決めた地域ってあるんでしょう。それについて聞いてる。
何かニュアンスが違うけど、答えが質問に対して。
それで、後はそういったので今決められている地域あるけど、貝塚市それだけの地域違うし、市街地でまだ入ってない地域もあるんで、やっぱり今その決められている地域だけでこの問題終わる、けど1個やってもかなり時間がかかるのは承知してるけども、ある程度、例えば校区ごとの推進の計画というんじゃないけれども市としての意気込みというのか、というのは僕は将来的には必ず必要になってくると思うんですよね。
そういったことを今思っているんかどうか。いや、そこまでとりあえず思っていない、先せなあかん今言うた地域があると思っているんか、最後にそれだけ聞かせてください。
◎都市計画課長
既成市街地での住居表示の実施につきましては、その間、東山であるとか二色とか住居表示の拡大はやっておりますけれども、既成市街地での住居表示、これ何分経験が乏しく、今後進めていく上におきましても手探り状態でございますので、まだそこまでの計画を作成というところまでは考えておりません。
《市営住宅募集について》
◆南野敬介議員
関連して1つだけまず聞きたいのが、空き家募集が8件と聞いたんですが、時期はどうされるつもり、去年みたいに2回と考えているのか、まず聞かせてもらえますか。
◎住宅・公園政策課参事
平成25年度につきましても平成24年度と同時期の10月と26年度の1月の2回を予定いたしております。
◆南野敬介議員
住宅の管理の関係で、市政運営方針の中にも民間活力を生かした市営住宅の再編検討業務に取り組むということで、代表質問でもあったとは思うんですけれども、その辺のことをどう考えているのか、もう一度お答えいただけますか。
◎住宅・公園政策課長
今年度いっぱいかけまして市営住宅の民間活力についての検討業務を行っております。
代表質問でもご答弁申し上げましたように、その結果を踏まえまして、また財政状況も見まして、今後なるべく早期の事業化を図っていこうと考えております。
◆南野敬介議員
結果を踏まえてというのは何の結果を踏まえて。
◎住宅・公園政策課長
今回委託しております検討業務の中で、民間活力を代表するのがPFIという形ですけれども、そういう形で事業化が可能かどうかということが委託業務の中で出てくると。
その結果で、もしかしたら、箸にも棒にもかかりませんよということになれば、そういう事業化というのはまた別の方向で考えないかんという、そういう意味で、その結果を踏まえてと申し上げました。
◆南野敬介議員
ということは、今年1年、その民間活力をどう生かして市営住宅を管理とか補修も含めてやっていくかという議論をしていくという程度で、この平成25年度は思っているということで理解してよろしいですか。
◎住宅・公園政策課長
今年度、委託しましたのは、ある一定のPFI事業として可能性があるかどうかということも踏まえてというか、それを確認するために市場調査というか、事業者に対してのヒアリングなども含めて検討してもらいました。その結果を見て、事業化を検討していくということになります。