《せんごくの杜管理事業について》

◆南野敬介議員

59ページのせんごくの杜管理事業についてお尋ねいたします。

今回、敷地内保全業務ということで275万円計上されております。

保全という形になるとは思いますが、どのようなことをお考えなのか、まずお聞かせ願えますか。

◎都市政策部参与兼政策推進課長

この委託料につきましては、シルバー人材センターに対しまして、敷地内の保全ということで、草刈りだとか破損されたフェンスの修繕だとか、そういった必要な部分をしていただくというための予算でございます。

◆南野敬介議員

次に、せんごくの杜が防災広場として活動していくということになるとは思うのですが、今後、日常の使用について、現段階で何か考えがありましたら、答えられる範囲で結構ですので教えていただけますか。

◎波多野真樹副市長

先般の防災広場の完工式をごらんになっていただいたとおりで、まだ現状、裸地のままということです。

たまたま先日は非常にいい天気でしたので、ヘリコプターがおりたときに物すごく砂ぼこりが舞ったということも皆さんご確認いただけたと思いますが、あれも雨が降りますと今度はもうぬかるみ状態になるということで、現状においては、なかなかこの状態で市民に開放するのは困難な状況かなと考えております。

そういう中にありまして、坂路の部分については、今、一部砂利を敷き詰めておりまして、ああいうところを見ますと雨が降ってもぬかるみにならない、水はけもいいということですので、まず一般の開放に向けては、少なくとも砂利を敷き詰めるということは今後していかなければならないかなということを考えております。

これにつきましては、現在、何かいろいろまた国からの支援をいただけないかというところを模索しながら検討を進めておる状況でございます。

また、現状、何もない、かつ本当に広いというところをもって使うことができないかということも別途模索をしておりまして、これも相手のある話ですので、そのあたりがまとまりましたらご説明させていただきたいということで考えております。

◆南野敬介議員

どこかの企業に使っていただくとか、それも防災の目的でということで追求していただくということだと思うんです。

今、波多野副市長がおっしゃいましたように、ヘリコプターでほこりが舞うことや雨対策が、僕らも感じておりまして、次に使うところが決まるまでの間、あのままほうっておいたら恐らく木が生えたり、いろいろまたやってきてとなると思うので、例えば芝生を敷いてみるとか、なかなか成長しない樹木なども聞いたりもしていまして、それで緑を多くして防災広場という形で使うとか、また運動できるようにするとかいうことも一つの案としては考えられるかなとは思ったりもするんです。

そういったところで、今言ってすぐ答えられる問題ではないとは思うのですが、今後、防災広場を整備するにあたって基本的な考え方をお示ししていただけますか。

◎波多野真樹副市長

最終的にはやっぱり芝生広場が望ましいかな、その前提として水はけ対策としての砂利の敷き詰めというのがあるんですけども、将来的には、南野委員がおっしゃったように、芝生広場のような形にして一般開放できるようにすることが望ましいかなということで、今それに向けて、なるべく市の財政負担も少ない形でなし遂げるにはどうしたらいいのかということを模索しているという状況でございます。

《情報発信推進事業》

◆南野敬介議員

63ページの情報発信推進事業、ホームページの運用管理についてお尋ねします。

539万円計上されていますが、貝塚市のホームページをぱっと見た瞬間に、ごちゃごちゃというか、いろんな情報があるんですよね。スマートにしなかったら、ぱっと見、何をどう探していいのかが実はわかりにくいんです。

それで約500万円を使って年間の維持管理をしているということですので、ここはもう少し工夫しないと、ホームページからいろんな情報を知るのが難しいのではないか。

僕らはパソコンが好きなのでぱっと入っていきますが、そんなに好きな人ばかりじゃないので、ぱっと見の見た目も大事だと思うのですが、その辺の考え方、いかが考えているかお聞かせ願えますか。

◎情報統計課長

現在、本市のホームページにつきましては、平成21年4月より運用しておりまして、丸8年たっています。

立ち上げた当時は、日本広報協会主催の全国広報コンクール・ウェブサイト部門で入選を果たし、当時といたしましては、広報協会からも賞をいただくようなすばらしいサイトでした。

その後、トップページにたくさんのバナーが増えてきたり、ごちゃごちゃとしている感じが否めないようになっておりまして、探しにくいとか、そういうご指摘も多数いただいております。

それで、丸8年たって、リニューアルを考えていかないといけないとは認識していますが、トップだけをちょっと変えるというのもなかなか難しく、全面的なリニューアルになりますが、そうなりますとサイト全体のリニューアルということで初期費用を含め膨大な予算がかかってまいりますので、今後リニューアルを視野に入れながら、予算も何とか確保できることを考えていきながら、トップページの構築を見直していきたいと現在考えております。

◆南野敬介議員

業者をかえてしまったら、また一からやり直すとかになって莫大な費用がかかってくるとは思うのですが、毎年大方500万円ぐらいの予算を使ってホームページを運営しているということなので、ある意味そこは競争させてもいいのではと思ったりもするんです。

今、課長がおっしゃったように、当初は見やすかったけども、我々の要望もあって、こう入れてくれとかいうのも確かにあるんですけども、8年たって新たにしていきたいということですので、是非そのようにしていただきたいと思います。

その中で、申請書をダウンロードできるというのが貝塚市は結構数多くあるんですが、ただ、全てを網羅しているわけでもないような気がするんです、貝塚市に提出する書類で。

それを100%ダウンロードできることを目指しているのかどうかというのをお聞かせ願えますか。

◎情報統計課長

昨年の決算特別委員会のときにも、全ての様式集のダウンロードができないのではないかということで委員からご指摘いただきまして、確かにあのときのご指摘のとおり載っていないものがありました。

そのときの答弁といたしましては、ホームページを管理しております情報統計課といたしましては、庁内に対して、市役所の様式類をわざわざ市役所のほうに足を運ばなくともインターネットのホームページで自宅でとれるようにというところで考えておりますので、再度点検というところで、早速9月の決算特別委員会のあと、庁内に周知いたしまして、その結果として、新規の様式類で39件ほど載っていないものがあったということで各担当課から返ってきまして、一部につきましては、もう既に様式が決算特別委員会の時点よりもアップされております。

中には古くなっている内容もあったということで、14件の様式類の修正ございまして、今後につきましても、様式類は全て載せられるものは載せていくという方針で考えております。

《人権推進費について》

◆南野敬介議員

71ページ、人権推進費のところで、代表質問で我が新政クラブから部落差別解消法(部落差別の解消の推進に関する法律)について市の見解をお聞かせいただいて、藤原市長からもご答弁いただいて、それはそれでありがたいことと思っております。

その中で、実態調査等を国が行うということで答弁があり、国がそういうふうになっているのでということなんですが、今わかっている範囲で、その実態調査をどのように国が進めようとしているのかという情報が入っているのか、もし入っているのであれば、具体的にどのような形で進んでいくのかというのがわかれば教えていただけますか。

◎人権政策課長

昨年12月に法律が施行され、第6条で「国は、部落差別の解消に関する施策の実施に資するため」とあります。ここでいいます国とは、法務省の人権擁護局になります。

先日、法務省の人権擁護局から大阪法務局を通じて各市に、今までにどういった調査をしたのかという問い合わせがありました。それで、本市も今までにあったアンケート調査等について、こういった調査をしたということをお答えしたところであります。

この実態調査といいますのは、例えば大阪府が5年に1回、市の行政データを活用した実態調査を行っておりました。これは同和地区に対する実態調査であります。

今回の場合は部落差別に対する実態調査でありますので、同和地区とは限ってはおりませんので、当然どこに住んでいても同和地区出身者ということで差別されたりとかいうような例もありますので、そういったことを含めた全ての市民意識調査という形で、法務省の人権擁護局が法務局を通じてか大阪府を通じてかわかりませんけれども今後調査があるということでの認識をしております。

◆南野敬介議員

時期はもう明確になっているんですか。それだけを教えてもらえますか。

◎人権政策課長

今のところ、まだ全くありません。

《コンビニエンスストア収納推進事業について》

◆南野敬介議員

83ページのコンビニエンスストア収納推進事業ということで、市税の納入ということですが、約388万円予算計上されております。

これはコンビニの手数料と思うんですが、何件分を想定して予算化しているんでしょうか。

◎納税課長

コンビニエンスストア収納推進事業の手数料388万4,000円でございますが、これ固定費用としまして、月1件でもあればということで月1万5,000円、1件あたり56円の6万1,000件分でございます。

◆南野敬介議員

固定と1件あたりということで、これも近年コンビニで納入される方が増えてきていると思うんですが、ここ何年かでいいので、推移といいますか、わかれば教えていただけますか。

◎納税課長

9月の決算特別委員会でも述べさせていただいていますが、期別納付の方に関しましては約3割。

トータル、督促状等で納付させる方もおられますので、そういう方については少し高くて、期別も総トータルで合わせましたら、全体の4割を超える件数がコンビニ取扱いとなってございます。

5年ぐらい前が、その数字が約3割でございました。

◆南野敬介議員

そしたら、5年通じて3割から4割に徐々に増えていったということで、理解したらよろしいですか。

◎納税課長

おっしゃるとおりでございます。

◆南野敬介議員

あと、こういったコンビニを利用して市税を納入する方が増えてくるということで、あとコンビニ以外でいろいろ考えられることが出てくるのかなと今後思ってくるんです。

例えば、クレジットとか、ふるさと納税はもうクレジットも既にできていますし、そういった意味でより納入しやすい方法を今後どのように考えているかお聞かせください。

◎納税課長

クレジット収納に関しましては、現在は取り扱いしておりません。

コストの面等もございますので、市民の納税環境の改善という意味では、今研究しているところでございます。

あと、一番コストの安い口座振替を中心に現在、口座振替をメーンに推進しているところです。

◆南野敬介議員

クレジットについては研究をしているということですが、何らかのめどというか、するしないも含めて結論を目指していると思うんですが、大体めどといいますか、いつぐらいまでに結論を出したいと思っているかというのが、もし決まっていれば教えてもらえますか。

◎納税課長

具体的に今研究中でめどはございませんが、コスト等の面とか、ペイジー収納とか、いろいろなやり方がございますので、貝塚市にとって、市民の方にとって何が一番いいのか、コスト的に何が一番割に合うのか、今後研究していきたいと思います。

あと、庁内システムが来年度大幅に変わりますので、それも含めてそういった収納チャンネルについては検討していきたいと考えてございます。

《住民基本台帳事務について》

◆南野敬介議員

85ページになるのかな、住民基本台帳事務になるのかもわからないです。

事務報告書の45ページ、本人通知制度のことでお聞かせいただきたいと思っております。

本人通知制度の事前登録者数が46名となっております。

これは今年度新たにということなのか、今まででトータルで46名なのかということをまずお聞かせ願えますか。

◎市民課長

これは平成28年中の単年度でございます。

◆南野敬介議員

単年度で46名新たに登録されたということで、そしたらトータルでこれまでに登録された方、何名いらっしゃるかお聞かせ願えますか。

◎市民課長

平成28年末で321人でございます。

◆南野敬介議員

それで、通知件数が70件となっています。

主な分類といいますか、特徴といいますか、そんなのがもし分析されているのであれば、お聞かせ願えますか。

◎市民課長

具体には集計はしておりませんが、債権関係とか、金銭の貸借関係とかが大部分を占めております。

◆南野敬介議員

70件とか、それに前後した件数の方に通知をされているということでありますので、是非分析していただいて、本人通知制度というのは具体的にこんな事例があって、皆さん登録してくださいと言って呼びかけたら、ますます登録者も増えていくと。

是非これ分析していただきたいんです。

分析してどんなことを通知した、また逆に不服になって折り返してきたとか、いろいろ事例としてはあると思うんですが、その辺はいかがですか。

◎市民課長

そういう面を含めて啓発していって、登録者数を増やしていきたいと思っております。

《旧と畜場管理事業について》

◆南野敬介議員

149ページの旧と畜場管理事業についてお尋ねいたします。

900万円をかけて整地されるということですが、どのようにされるか、まずお聞かせ願えますか。

◎農林課長

今回計上しております予算については、進入路の土地の返却、賃貸借契約の解除に向け、まず更地にするため撤去費用等を上げさせていただいていました。

◆南野敬介議員

撤去して、その後の活用方法はどう考えていますか。

◎農林課長

進入路の部分でありますが、そのまま地主に返却するための更地にしてしまうという考えです。

◆南野敬介議員

そうじゃなくて、と畜場の跡地をどうするか聞いているので、再度お答え願います。

◎農林課長

そちらのほうは、公園としての整備という方向性が出ております。

◆南野敬介議員

ハート交流館側にも公園があるし、その公園との整合性はどのように考えているんですか。

◎都市整備部長

その横の公園とスロープは多少つくんですが、一体として利用できるように考えております。

今ある獣魂碑についてはそこに移設するということを考えております。

◆南野敬介議員

具体的なスケジュールですが、工事を始めて公園整備が終わるのは、いつごろをめどに思っているのかお尋ねいたします。

◎都市整備部長

来年度の予算に計上しておりますことから、それが承認されますと、その工事につきましては来年中をめどに完了を目指してまいりたいと考えております。

◆南野敬介議員

今のところ、いつスタートするとかいうのはまだ未定ということで理解すればいいんでしょうか。

◎農林課長

獣魂碑ですが、まず関係課で移動していただいて更地にさせていただくことになりまして、私どもで今回上げております900万円については、借地しております進入路の部分の費用を上げております。

◆南野敬介議員

と畜場の跡地を整備する費用はここじゃないということですか。

◎都市整備部長

旧と畜場の跡地の獣魂碑を移設するという工事は、道路緑地の整備事業の中で土木費の中で計上しております。

◆南野敬介議員

それが完成した折に借地料、先ほど整備したいということですが81万7,000円を計上しておりますが、今年度で最後と考えておいてよろしいですか。

◎都市整備部長

借地料につきましては、旧と畜場の進入路、この部分の構造物を撤去しまして獣魂碑も移設しまして、それを来年度中に完了させる予定をしております。

また、反面、弁護士とも相談しておりまして、土地所有者に対しましては借地契約の解除通知、これを去年の12月に送付しております。

ですので、平成30年度以降の借地料が発生しないように計画しているところであります。

《水間鉄道安全輸送整備事業について》

◆南野敬介議員

193ページの水間鉄道安全輸送設備整備2,000万円の件についてお尋ねいたします。

本会議でも水間鉄道についてはいろいろあったわけですが、まず、この2,000万円についてもう一度使い道をご説明いただければと思います。

◎都市計画課長

平成29年度の2,000万円につきましては、国が3分の1、市が3分の1、事業者3分の1という費用負担になりますので、実際の事業費としては、水間鉄道が行う6,000万円ということになります。

その内訳につきましては、地元要望のある踏切道の改修2箇所、それと名越カーブの枕木交換等を予定いたしております。

◆南野敬介議員

その踏切の2箇所というのは、具体的に決まっていますか。

◎都市計画課長

海塚の4号踏切、5号踏切でして、近義の里の駅の際の踏切、それと石才に抜けていく踏切、その2箇所でございます。

◆南野敬介議員

以前から要望が強かったところと思います。

市負担が2,000万円ということで、水間・山手地域からの交通の便ということで水鉄も頑張っているでしょうし、貝塚市もそれなりに応援して交通の足、コミュニティバスとあわせて、これからも支援はしていただきたいと思うのですが、ただ、水間鉄道にも頑張ってもらうことが大前提と思っています。

決して頑張ってないという意味じゃなく、精いっぱいいろいろな催しをしていただいたり、町おこしの活動をしていただいたり、いろいろしてはいると思います。

その中で、昨年の代表質問で、我が会派から水間鉄道の支援のため、もうける方法ということで駅名にネーミングライツはどうかということを提案させてもらいました。

事業者が決めることという回答だったと思うんですが、貝塚市からも提案してみますという回答であったと思います。

その後、そういったことを提案していただいたのかどうか。また、提案していただいたのであれば、どんな形で考えておられるのかお聞かせ願えますか。

◎都市計画課長

水間鉄道に対して、ネーミングライツにつきましては、そういうお話を提案させていただいております。

しかしながら、来年度以降の基本的には増収というところで、今具体的な増収策を恐らく水間鉄道で考えておられると思います。

その中の一つの手法として、そういう部分についても鉄道事業者のほうでお考えになられると考えております。

《空き家等対策事業について》

◆南野敬介議員

これにつきましては銚子鉄道でいろいろお話を聞かさせていただいて提案させていただきました。

水間線大事だと思ってますので、我々もいろいろ提案していきたいと思っています。またよろしくお願いします。

続いて、195ページ、空き家等対策事業についてであります。

これも本会議でるるご質問させていただきました。

空き家等実態調査及び対策計画支援業務としまして約2,250万円の予算が計上されております。

本会議の代表質問の答弁の中でデータベース化を予定しているというご答弁があったと思います。

これにつきましては、今年度データベース化を実施するということで理解してよろしいんでしょうか。

◎まちづくり課長

おっしゃるとおりでございます。

◆南野敬介議員

平成29年度中に対策の計画を策定するということで、これも理解してよろしいですか。

◎まちづくり課長

南野委員ご指摘のとおりでございます。

◆南野敬介議員

こういった調査、我々ずっと実態の把握をせずに、この問題の解決は難しいと考え、提案させていただいていたので、予算に反映されて大変喜んでおります。

それで、その後の空き家再生等推進事業についてです。

いわゆる除却費補助制度、これについても本会議で質問させていただきました。

要件が町会・自治会等に10年間無償貸与するという要綱がつけられておりまして、それに限られたということで、実際問題、これではこの除却補助制度を利用することは非常に難しいと思うんです。

この辺を今後どう考えていくのかということが非常に大事になると思うのですが、その辺どうお考えであるかを。

◎波多野真樹副市長

今般要綱の中で、やはり町会・自治会のご了解を得てということを明記させていただいておりますが、そもそも今回の除却については、今土地と住んでいない家を持っているけれども、家は住まないから潰したいと。ただ、土地についてはまだ売る考えもなく、もう少し持っておきたいなという、そういう場合において、あくまで暫定的に土地を利用すると。

ただ、その際に公的資金、国や市のお金を入れますので、国や市のお金を入れる以上は、やはり空いた土地についても、できる限り公益的な目的で使っていただきたいというときに、どこでその公益性を担保するのかというところで、やはり町会・自治会のご了解というところは、やっぱり公的資金を入れる以上、そういった条件は付さないといけないと。

それでなければ、単にもう要らんから、国や市のお金を使って潰してよという話になってしまいますので、あくまでも公益的な目的で当面の間土地を使わせてもらうということを条件に、公的資金を投入してまで除却をしましょうということですので、ちょっとそのあたり、ほかの自治体もそういった条件を付しているということが多いですので、まずちょっとこれで運用させていただきたいと考えております。

◆南野敬介議員

言っている意味は非常によくわかるし、そういったルールを決めないとはいけないというのはわかるんですが、実際問題、各町会・自治会で10年間その空き地を預かって、何かしようかということになるのかなということを心配しているんです。

その自治会や町会が10年間そこで何かしますという担保がない限り、この補助制度が利用できないというのであれば、なかなか利用ができないのではと。

町会や自治会もそれを10年間頑張りますと言ってくれないと無理なので、例えば自治会や町会以外に対象者を広げるなどしなかったら、これを活用することが難しいと思うんです。

その辺どうお考えですか。

◎波多野真樹副市長

実際、ほかの自治体の事例を見てみますと、もう単純に公開空地というか、要はポケット広場みたいな、そういう形で、更地にしたところにちょっとソファとか、あそこにベンチとか、あるいはみんなでちょっと花壇に花を植えて、いつでも誰でも休憩できるような場所にするとか、あるいは消防団と連携をして防災器具の倉庫として使うとか、そんなに難しい土地利用を求めているわけではなくて、あくまで地域のために役立っている土地利用がなされているということであれば十分ですので、そのあたり、もし自治会さんのほうが難しく考えておられるということであれば、具体的にそういった事例も説明しながら利用の促進に努めてまいりたいと考えております。

◆南野敬介議員

結構アバウトに、公園にベンチ置くだけでも、町会員の皆さんが憩える場みたいな空き地でも可ということで理解してよろしいでしょうか。

◎波多野真樹副市長

南野委員がおっしゃったとおりでございます。

◆南野敬介議員

あと、商店街の空き店舗、こうやってその制度ができました。

例えば空き家を活性化するために、商店街の意向というのがありました。

こんなお店はちょっとやめてほしいというのはあるけれども、例えば民家で、空き家の制度を広げることによってフリーに、やりたいという人が、周りの状況もあるとは思うんですが、対応できるということも考えられるのではと思っています。

今商店街の活性化という形では、ああいった制度はあるのですが、それを商店街から枠飛び出して、新たに制度をつくるということをお考えにはならないのかということについてお尋ねいたします。

◎波多野真樹副市長

先ほど空き家対策事業の中で今後空き家対策計画をつくっていくということにしております。

その中で、市内の空き家の実態調査も含めて行いますので、そうした空き家の分布を見ながら、こういった地域でどういう対応がとれるかということを対策計画をつくっていく中で議論させていただきたいと思います。

《公園緑地管事業・と場跡地の整備について》

◆南野敬介議員

199ページ、公園緑地管理事業で、と畜場跡地の整備についてお尋ねします。

と畜場の跡地を撤去して、その跡の利用をどのように考えているか改めてお聞かせください。

道路公園課長

と畜場の跡地でございますが、平成29年度に跡地を公園として整備し、隣接する東第3児童遊園と一体化を図る予定でございます。

◆南野敬介議員

具体的にスケジュール、いつごろから工事をして使えるようになるか、想定されているのであれば教えてください。

道路公園課長

年度変われば、早急に発注する準備をいたしまして、12月末、年内までには現場の工事を完成したいと考えております。

◆南野敬介議員

12月末までやっぱりかかるものなんですか。

◎道路公園課長

設計、発注、入札準備して、今回工事の内容ですけれども、旧のと畜場の進入路の今ある構造物の撤去とか、また獣魂碑とかの移設とか、公園に附帯する工事もございますんで、時間的に結構かかると思っています。

《市営住宅について》

◆南野敬介議員

市営住宅についてです。

住宅の入居基準について、本会議でも何度か質問させてもらいましたが、市営住宅の入居基準は決まっていて、低所得者向けというのは十分理解していますし、まだまだ競争率が高いから、みなし特定公共賃貸住宅のような制度が導入できないというのはよくわかるのですが、市営住宅を抱えている自治会にとっては、かなり切実な問題になってきていて、入居してくるのが高齢者とか、低所得者という基準の中で生活されている方なので、自治会のコミュニティーを形成する上で、府営住宅、市営住宅であろうが同じような問題を抱えていると思うんです。

みなし特定公共賃貸住宅ということで何度か提案させてもらってます。

全てをそうしろとは、僕は決して言うつもりはないし、低所得者向けに入居基準を進めてやっていくというのは、もちろんですが、例えば10軒のうち1軒ぐらいは、収入がそこそこある世帯、若い世代に入ってきてもらうという検討はできないのかということを改めて質問させてください。

◎建築住宅課長

入居基準につきましては、収入でありますとか、貝塚市在住とか、南野委員、ご承知のようでございます。

現在も入居の倍率が高うございますので、現在のところは一般募集で募集していきたいと考えております。

◆南野敬介議員

そう言うだろうとは思っていたんです。

まだまだ倍率が高いのはわかっているんですが、それを言い出したら、もっと募集戸数を増やせと、予算を増やしてくれということしか言いようがないのですが、それもなかなか難しいでしょう。

例えば年10戸を募集するうちの一つだけでも、そうやってやっていくとかしないと。

団地を抱えているところは、本当に大変な状況になってきていて。

高齢者ばかりで、それこそ町会加入促進なんて言ってる場合じゃなくなってくるんですよ。

課長が言っていることは十分わかっているんです。

新たにちょっとでも手だてがないものかということなんですが、その辺いかがですか。

◎建築住宅課長

やはり一般募集の経過を見まして、今後の研究課題として考えていきたいと考えております。

《スケートボード場の整備について》

◆南野敬介議員

代表質問でも触れさせてもらいました、スケートボードの整備ができないかということで、スポーツということでここで質問させてもらいたいのですが、貝塚市の危惧していることは非常によく理解していますし、他市、また先進都市をいろいろ見て研究したいというお返事でした。

我々の思いとしては、スケートボードを楽しんでいる子どもたちは、今現在、路上や公園でしかできないんですが、そこでしていたら怒られる、怒るならどこかにつくってよという単純な発想からの要望が我々に届いていると。

我々も会派として、堺市の原池公園に視察に行ったりしました。

けがなど難しい問題があるのは重々わかっているのですが、例えば、ミズノが来てくれて、しっかり整備してというようなものは毛頭、絶対無理と思っています。

木でつくったりというのも、なかなか市でするべきなのかどうかというのも気にするところもわかります。

例えば場所だけ借りて、空き地でも自由に自分たちで工夫しなさいというようなことでも、僕はいいと思っています。

若い子たちは、それなりの発想があって、知恵もあって、自分たちでどうにかするということができると思いますので、そういったことも検討の課題に入れられないのかということを、まずお聞かせ願えますか。

◎スポーツ振興課長

スケートボードの件につきましては、こちらのほうも調べさせてもらった結果ですと、岸和田市と泉佐野市で簡単なものを設置していると。

あと、熊取町の永楽ゆめの森公園に本格的なスケートボード場が完成しているということで、貝塚市としまして、岸和田市と泉佐野市にあって、貝塚市はないという事実はあるんですが、大阪府下において調べましたところ、実際に設置しているのは泉佐野市と岸和田市だけであると。

そしてまた、泉佐野市、岸和田市においても、それぞれ公園内で管理人がおり、施錠できるようなところでやっていて、実際は、コンクリート舗装はしているんですが、そこを提供して、そこで利用している方がいろいろな木で組み立てたりしているという実態があるということを確認しております。

貝塚市の場合ですと、それをしていくのに、きちんと空き地の管理をする方がおられるとか、そういう組織があって、具体的な要望が出てきたら、また考えていこうかと思うのですが、現時点においては、そこまでの要望はないという認識の中で、引き続き検討させていただくということで答えさせていただいています。

◆南野敬介議員

そういった団体から要望があればということですが、逆の発想で、場所があるから団体もできてくるのかなと、逆転の発想で言えばそういうことになります。

2020年東京オリンピックでこういったスポーツが種目になるということもあって、冬季のオリンピックで言えば、スノーボードとか、正式種目になって、若者がそういったことでいろいろ励みになるということもありますので、非常に危惧していることは重々僕らもわかっているつもりなんです。

ただ、今の若い世代にとって、そういったスポーツを楽しむ場が、道路とか公園などしてはいけないというところでしかないという現実を重々わかっていただいて、それなら、有効利用できる空き地を活用したらどうかという一つの提案です。

近隣で、堺市にもすばらしい建物がありますが、ある程度、空き地さえあれば、彼らは本当にいい知恵を使ってできると思うので、そこも含めて、検討の材料にしていだたければと思うのですが、最後、お答えいただけますか。

◎スポーツ振興課長

今おっしゃられたことは重々わかっておりますが、現時点におきましては、空き地を活用してというところは考えておりませんので、先ほど言いましたように、実際に私どもが管理してやっていきますというような言葉がありましたら、早急に考えていきたいということを思っております。